観光地がインバウンドのためにSNSを活用する方法。まずはフォトジェニックなものを揃えよう。


観光に何のゆかりもないんですが、最近は観光地の集客が格差化してるように感じるので、WEB屋のはしくれとしてちょっと書いてみます。

以前にこういう記事も書きました
SNSの影響で観光地への訪問者数が2極化している?

やることは多すぎて書ききれませんので、
SNSを使ったきっかけづくりとして、ソーシャルで拡散されやすいフォトジェニックなものを使いましょうという話を書きたいと思います。

集客に必要な「露出×魅力」

観光地に限りませんが、集客につながるのは

 露出 × 魅力
 
に分けられると思います。
「露出」っていうのはもちろん、多くの人に知ってもらうことですね。
「魅力」っていうのはリーチした人が「行きたい!」っていう何かを作ること。

どちらかがゼロではだめなのでこの両面で考えます。

すでに評価されている観光地は露出が多いしのと、それは魅力があったからですでに両方を兼ね備えています。
ですが、そうでない場合どうやって人を集めるかってことですよね。
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訪日外国人消費動向調査 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁

見てわかるようにネットの役割はむちゃくちゃ大事です。

観光の魅力は体験

観光の魅力って体験だと思います。
旅行するときって、景色や風景やイベントっていう体験のために行くでしょう。
特に日ごろ体験できないような非日常の体験ができると日常とのギャップですごく感動すると思います。

SNSで伝える体験っていうのは、できるだけわかりやすいものがいいです。
伝えるものってたくさんあって、

・景色、風景
・イベントや行事
・歴史
・有名店

みたいなものがありますよね。
いろいろなものをSNSで発信すると思いますが、
例えばこの中で歴史とかは一部の人にしか伝わらないもので多くの人に届くものではないと思います。
イベントや有名なお店とかも、そういったコンテンツを持っていないところも多いですよね。

ポイントはフォトジェニックな場所

SNSと親和性が高いのがフォトジェニックな場所。
TwitterでもInstagramでも、たくさんのきれいな写真が投稿されています。

きれいな海だとか、菜の花畑だとか、満開の桜だとか、きれいな夕日だとか
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フォトジェニックな場所には必ずSNSやっている人は行きますし、
そこの写真を撮って公開する。
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かつては見に来てくださいで終わってましたが、
今では見に来たお客さんはそれを周りの人に拡散していきます。
SNS的に魅力的なところはこうやってどんどん広がっていく。
それが集客の格差を生んでいると思います。
だって人の時間は有限だから、シェアされて人気になったところに人が集中するので。

まず始めにこのフォトジェニックな場所を見つけて発信することです。
そんな場所は無いという人もいるかもしれませんが、なければ作ってもいいでしょう。
チューリップを長ーい道に並べるとか、休耕地一面にコスモスを植えるとかそういったところから始めてはどうでしょうか。

滋賀の第一なぎさ公園とかはいち早く菜の花が咲くことで有名。
比良山の冠雪と共に撮影できるこのスポットは、冬のこの時期にたくさんの人を集めます。
スポット情報 – 第1なぎさ公園の菜の花畑|守山市観光物産協会
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マキノのセコイヤ並木なんかは四季を通じてこれを撮るためだけに多くの人が訪問します。
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そこにある環境っていうのはすぐには見つからないかもしれないけれど、
植えれば咲く花とかはすぐに始めることができますよね。
季節ごとに変わる花々を、圧倒的に目立つ形でアピールできれば必ず写真を撮りに来るでしょう。

お花畑とかってフォトジェニックにはとても簡単ですが、
せっかくなら何かと組み合わせてみましょう。
すでに有名な景色があるならそれにかけ合わせて広大なひまわり畑とか、
風車とかお寺とかの建物と組み合わせてもいいです。
写真撮る時って花だけとっても面白くないので、何かと一緒に取ることが多いです。
そうじゃないと「これどこ?」ってなるし、せっかくなら名所的特徴も一緒に拡散してもらった方がいいですよね。
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そうこうしている間に、
桜とか多少時間をかけた名所もせっせと整備しておくといいかもしれません。
桜なんて言うのは今ではどこにでも咲いているんですが、それを大々的にアピールしているところは多くはありません。
たいていは有名なところばかりで、本当は地元にもすごくきれいな桜の名所があるのに外に届いていないことは多いと思います。
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参加型でもっと多くの人に

観光地がSNSを活用する時にはハッシュタグを活用しましょう。
ハッシュタグの話を書くとまた1記事使ってしまうので簡単に。
ハッシュタグというのは#で始まるタグ付けのことで。
写真に対して関連するキーワードをこのようにタグ付けします。
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このタグをクリックすると、同じようにタグ付けした写真が並びます。
タグによってカテゴリ分け、グループ分けすることができるんです。
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これを利用すれば、「#〇〇」というタグで投稿してもらった人の中から選ばれた方に何か名産をプレゼントしたりとか、リポストツールなどを使って投稿された写真の中から優れたものを紹介するとかいろいろとできるんです。
ハッシュタグキャンペーンに参加している人は、やはりその場所に普通よりも強い思い入れができたりしますので訪問というアクションにつながりやすく、また一度でも訪問した人をファンとして育てていく役割もあります。
そういったファンの中にはインフルエンサーとして影響力を持つ人も現れるかもしれません。

フォトジェニックはきっかけ

始めに

 露出 × 魅力

と書きましたが、SNSを使ってフォトジェニックなものを拡散してもらうのはこのうちの「露出」を狙ったものです。
フォトジェニックはあくまできっかけで、観光地そのものをもっと魅力あるものにするにはそこにストーリーとかが必要で、そのためにはその歴史とかを組み合わせるともっといいでしょう。

SNSで来てくれる人は増えるはずですので、そこにイベントをかぶせるとか、歴史のストーリーを組み合わせるとかいろいろとできるでしょう。
人が来てくれればいろいろとアピールする方法はあると思います。
チューリップ祭りとあわせてファミリー向けのイベントをするとか、桜とそれにまつわる歴史の話とか。
もちろん、そういったものをSNSでもどんどん発信していきましょう。
そこで「魅力」を高めれば、もっと多くの人に広まりますしリピートも上がります。
実はコンテンツは身近にあって、でもそれをうまく発信できてないことって多いと思います。
そのきっかけをSNSで作ることができればいいんじゃないかと思います。

かなり端折って書きましたが、企業のSNSの利用例とかそれぞれについてもいずれもっと詳しく書きたいと思います。