解析の大切さ。アクセスが増えるキーワードを調べて費用を抑えて成果を出す!


ホームページの運用については自社サイトをモデルケースとして、
そのノウハウをお客さんのサイト改善に生かしています。

その中で重視するキーワードの選び方についてちょっと書きます。

解析、分析について

先日、統計とか解析の話を書きましたが、
[RefArticle no=”5054″]
それの一つの事例を紹介します。

データ、数字って理屈ばかりではクリエイティブじゃないって思う人もいるかもしれないですが、
クリエイティブもベースにいろいろな経験があってのものなので、
感覚っていうのはすごく大事だと思うけれど、その感覚を研ぎ澄ますためにもデータによる経験が大事だと思っています。
感覚とか直観というのは僕は嫌いじゃないですが、
それってたぶん周りから見たらそう見えるだけで(もしかすると本人も気づいてないかもしれないが)、
全ては経験から来た結果の直観であって、直観の元はデータなんだと思う。
だから、直観=データ(経験)と考えるようにして、データに基づく判断の中に直観があるのかなと思ったりする。

どんなキーワードで攻めればいいの?

検索による流入が多いとどうしても検索キーワードっていうのが気になります。
弊社でもSEOにはキーワードを重視しています。

どうやってそのキーワードを考えるか。
検索される回数が多いものとか、検索の回数が少なくてもキーワードが限定的でコンバージョンにつながりやすいものとか。
いろいろな視点があって、うまく分析すれば最小の努力で最大の効果を発揮できます。

検索で1位になっても全然検索されないキーワードもあれば、むちゃくちゃ検索されるキーワードもあります。
同じ順位でも検索回数がちがうので、だったら検索されやすいキーワードを狙った方がいいですよね。
たいていはそういったおいしいキーワードっていうのはビッグキーワードだったりするんですが、
その中でもお宝なキーワードが眠っているかもしれない。

ブログを書いてくださいとか、コンテンツの内容を考えてくださいって言ってもなかなかやる気にならないのは、
それがどれくらいの効果になるからかわからないから。
明確な数字はわからなくても、このキーワードで書けば何も考えないときよりも100倍は人が来るよと言われるとやる気出ますよね。
僕の場合、1記事書くのに数時間で書きますが、キーワード分析して行けそうって思ったものについては何日かかけて書きます。
そして、書いた後もリライトを繰り返すので時間的には普通の記事の何倍も時間をかけるのですが、
アクセス数でいえばその記事っていうのは何倍どころじゃなくて何十倍もアクセスを持って帰ってきてくれます。

例えばこのブログではこんな感じで、上位何パーセントがアクセスの多くを持ってきてくれている。
アクセスの割合
一生懸命アクセスが増えないキーワードを狙うくらいなら、1記事で全アクセス数の何十パーセントものアクセスを生んでくれるキーワードに力を入れた方がいいですよね。

解析の大事なところはここで、例えば月に何万円も払って解析したところでって思ってるかもしれないけれど、
それでこのキーワードがわかるのであれば決して高いわけじゃないし必要だなあって思いませんか。
運用とか解析って毎月の固定費がかかるから嫌がられがちなのですが、
それをしないことでもっと損している、やることすべてが無駄になってるかもしれないということです。

例えば、検索回数と順位を散布図で表すとこんな感じになりました。
img2
下に行くほど検索順位が高くて、右に行けば表示回数が多い。
サイトにもよりますが、こんな形になってるんですね。
順位が上がればじわーっと右に寄ってくるのが見えますね。

で、これで注目してほしいのはここね
img2
一つだけ離れているキーワードがあるでしょ。
これって、他のキーワードが左にベターっと張り付いている中で、一つだけ飛び出ている。
こういう一般的な数値からかけ離れているものは注意してみます。
200位近くにあるのにこれだけ検索されてるってことは、このキーワード上げればむちゃくちゃアクセス上がるんじゃ!?
って考えるわけです。
単純にそれだけでは突っ込みどころ満載ですが、例えば競合どうやねんとか、キーワードによっては上位でもお客さんにならんやつだったとか。

細かい考えることはたくさんありますが、
要するに言いたいことはこうやってやるべきことを絞り込めば、ここだけに時間とお金を集中できるってことです。
全ての記事をまんべんなく強くしようと思ったら何年かかるのか。
だけど、この1つだけまずは強くしようと思ったら、
ここに集中して時間とお金を投入できるので、他社は到底勝てません。
そういう部分で一つずつ攻略していくっていうのが弱者の戦術です。

ちなみに、じゃあこの強そうなキーワードに時間をかけてみようってなったとしても、
本当にそれでいいのって話を以前の記事で書いています。
[RefArticle no=”4755″]

結局、何をやる何をやらないと決める意思決定のところから改善していくと、
そのあとに連なるすべてのことに対してコストが小さくなって効果も大きくなります。
なので、むっちゃだいじですという話でした。

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