アクセスレポート見ても何したらいいかわからない人が多いのはなぜか。


昨日はハワイから帰ってきた取材スタッフと打ち合わせ。
元取引先のお客さんで、仕事を辞めるということでフリーの間にお仕事をお願いした。
ハワイのお客さんところはなかなか行けないので、旅行を兼ねてホームページの取材をお願いしました。
昨日は、その取材報告のため打ち合わせでしたが、ほとんどはハワイの話でホームページの話はほとんどせず。
ハワイに行きたくなってしまっただけの2時間だった・・・。

もっと仕事うまく回してすぐにでもハワイ行きたいのでがんばります。
ブログはハワイでも書けるからねぇ、ハワイでブログ書きまくるかねぇ。

今日はアクセス解析の話をちょっと。
ホームページを作ったら言われるが、アクセスレポートを出してほしいというもの。
基本、レポートは出していません。
たいていはGoogleアカウント教えてもらって設定してあげるから自分でみてくださいとしてるんだけれど、
中にはログインが面倒くさいからメールで送って欲しいって、どんだけ面倒くさいんだw
で、出さない理由は意味ないからです。
お金もらってやってもいいですが、意味ないのできちんと説明しています。
たいていは数か月もするとレポートを見てくれなくなります。
※もちろん、何もしてないから毎月数字変わらないしね・・・・w

まず、前提として運用をきちんとする気があるかというところです。
アクセス数は平均して毎日20人ほど来ていますよ。
直帰率は55%ですよ。
という数字を見て、「へぇ」で終わってませんか。
毎月アクセス数を見て、変わらないなぁとか思っていませんか。
※そりゃ変わらないよ!って突っ込みたいでしょうが結構多くの人がこれやってます

アクセスレポートは活用してなんぼなので、
目的が無いと見るだけ時間の無駄なのです。
レポートに表示されている数字は現状を表しているだけであって、
そこに何か解決策が書かれているかというとそうではない。
こういうところを見たいという目的を持ってレポートを見ることで課題が見つかって、
その課題に対して何をするかを考えます。
で、そこで決めた対応策がうまくいったかどうかをその後に検証します。
この流れの中で分析というものが必要なので、この課題、対策、検証をしないのにレポートを見ても改善にはつながりません。
ちなみに、アクセス数が少ないときはアクセス解析はあまり意味がないです。
ある程度のサンプル数が無いと数字の精度自体が良くないし、
Analyticsについてはアクセスを上げるための解析ではなく、アクセスしてきた人に対しての解析で、
コンバージョンを上げる目的などに使います。
アクセスを増やすために使うならSearchConsoleですね。
アクセスが少ないうちは、ひたすらSearchConsoleでキーワードとかクリック数とか見ながらコンテンツを増やしてください。
まずはそれだけでアクセスは増えていきます。

解析レポートの話に戻りますが、
解析においてむちゃくちゃ大事なのはセグメント化です。
レポートにはPCで見ている人もスマホで見ている人もいて、
近所の人も、そうでない人もいますし、海外の人だって入っています。
それらが全て含まれて平均化されているので、そのままの数字ではあまり意味がない。
そのなかから重要なシグナルを見つけるためにはセグメント化が欠かせません。
例えば直帰率が50%のスマホ対応をしていないサイトがあったとします。
直帰率を下げようとホームページを一生懸命変更しても一向に数字が改善されない。
で、たとえばこの直帰率をPCとモバイルに分けたら、PCは30%でモバイルは70%の直帰率だったと判明しました。
どうりでホームページを変更しても直帰率が改善されなかったわけです。
PCはすでに30%の直帰率で悪くない。これ以上下げるのは大変です。
今回はモバイル対応してなかったのが問題だったわけで、真っ先にスマホ対応しなきゃとわかります。

全体ではうまくいっているように見えても、肝心の部分では改善されていないことだってあります。
昨日かいたブログのように、ブログを書いたらアクセスが上がったーではなくて、
本来の目的の本サイトへはどれくらい来ているのかちゃんと見ないといけません。
ホームページにアクセスを増やすには?ブログとは違う方法でアプローチ。

こうすると、何が良くないかが明確になります。
課題がわかれば、それに対する対策を出しやすくなる。
何をすべきかの前に何が起こってるかを知るのが大切で、そのためにツールを使います。
もう一つ大切なのが、じゃあこれしようとなった対策が本当に効果があったのか。
効果を検証しない人もとても多い。
アクセス数は単独ではあまり意味がないけれど、比較するものがあればそれは意味があります。
アクセスが20人あるというのはあまり意味はないけれど、40人が20人になったり20人が40人になったというのは意味がある。
課題を見つけて、それに対する対策をした結果数字は良くなったのか?
良くなっていたらその対策は正解だったし、そうでなければ仮説が間違っていたのかもしれないので、別のアプローチをとる。
検証をしないで、うまくいったかどうかもわかってなくて、うまくいってないのに変更したことで満足してしまってたら良くはなりませんね。

何をすべきかの課題を見つけるためと、対策をした後に効果があったのかを見るために欠かせないのがAnalyticsのような解析ツールです。
数字だけ見て何をしたらいいかわからない、使えないと思っていませんか。
今一つ使い方がわからない人は、いろいろと数字を比較してみるところから始めてみてください。

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