ホームページ制作会社に対するSEO神話について



ホームページを作っているとお客さんから検索順位上位に上げてくださいとお願いされます。
YCOMさんにお任せするので、検索すると1位に出るようにしてくださいと・・・。
結果的に1位になることはあっても、確実に1位に持ってくるのはたいへんです。
お金はかけたくない、ホームページは放ったらかしではお手上げです。
競争がある以上は、同じフィールドの競合相手以上のことをしないと上位にはいけません。
一般論に置き換えると基本的なことなんだけれど、
インターネットの世界になるとなかなかイメージがわきにくいようです。
みんな1位を狙っている
ホームページを作る以上は検索結果の1番目に表示されたいと思うのは当然ですが、
順位をつけると1位になれるのは1人だけだというのは一般論でわかりますね。
たくさんの人が1位を目指すと当然そこには競争が生まれます。
1位はもちろん1つしかありません。
この1つのフラッグをめぐってたくさんの人が争います。
最終的にはこのフラッグを手にとることができるのは1人だけです。
それはだれでしょうか?そう、一番早くゴールにたどり着いた人(検索の場合は評価された人)だけですね。
1位をとるためにみんな必死でがんばりますが、
それぞれがどれだけがんばっても1位を取れるのは一人だけです。
大切なのは誰よりも早くゴールにたどり着くだけです。
あなたがどれだけがんばっても、あなたより先にゴールする人がいればあなたは1位にはなれません。
逆に、だれもゴールに向かわなければゆっくりあるいてでも1位をとることができます。
単純な話ですが、この基本的なことが頭にない人が多いです。
あなたより評価されるホームページがあればあなたのホームページは1位を取れません。
できるだけ上位の検索結果を得るには
幸いなことに検索の場合、1位のフラッグは1つではありません。
いろいろな検索ワードでそれぞれ検索結果が表示されるので、
ある検索キーワードで1位を取れなくても別のキーワードで1位をとればいいのです。
つまり、競争相手が弱そうなキーワードを狙えばいいのです。
オリンピックで優勝するのは無理でも、地区の運動会では優勝の可能性は高いですね。
メジャーなキーワードは競争が激しいのでより早く走って1位をとらなければいけません。
あなたより早い選手のいないレース(マイナーなキーワード)に挑戦しましょう。
あなたな勝てそうな相手ばかりのキーワードを選べば1位を取れる確率も上がります。
SEOをすれば1位になれるというのは間違い
SEOというのは検索エンジンのためのホームページの最適化のことで、
それ自体が順位を決定するわけではありません。
スポーツで言えば早く走るコツや基礎、ノウハウは教えることはできますが、
実際に早く走るためには練習をしないといけないし、そのための設備を整えないといけません。
いいトレーナーが付くと、能力は上がりやすくなりますが実際には本人の努力が必要です。
ホームページも同じで、いくらSEOしたところでそのホームページ自体の努力がなければ上位は期待できません。
トレーナーとして手助けすることはできますが、
実際にがんばるのはホームページ自体ということになります。
ホームページの場合、少し例外がありお金をかければ多少は検索結果を上げることができます(被リンク購入型のSEO)が、
お金がなければ結局は努力はしないといけませんね。
※それでも、あなた以上にお金をかける人がいれば負けるかもしれません。
 もっといえば、お金をかけていない人に負ける可能性だってあります。
ホームページを充実させたり、ブログを書いたり自分でコンテンツを良くしていくのが一番の方法です。
検索結果は制作会社が操作できるほど簡単ではない
依頼してくる人は、
ホームページ制作会社なら1位にする方法を知っていると思いがち。
検索結果は検索エンジンを提供している会社(たとえばGoogle)のアルゴリズムに沿って表示されます。
そして、そのアルゴリズムは公開されていないので、
どの会社も経験則で対応しています。
仮に1位になれる方法がわかったとしても、その方法を使ってもらうために大金を出してくる会社が出てきます。
結局お金を出せば勝ちの世界になります。
幸いGoogleはお金を出したからといって上位表示になるほど甘くはできていません。
小手先ではなく、本当によいコンテンツを上位表示させるように日々改善されています。
よいコンテンツを作るにはお金があればなおよいということはありますが、
基本的にはいかにユニークで信頼できる情報を載せているのかということが大切になります。
こうすれば上位表示されるといういろいろなノウハウが出回っていますが、
基本的には検索エンジンを使う人が目的の情報をより早く正確に見つけ出せるように日々改良しています。
つまり、ある特殊な人が上位表示を意図して行えるものではなく結果的に良い記事が上位表示されるように日々改善されています。
検索エンジンの意図を逆手にとって行うのがこんにちのSEO対策。
今有効でもいつまでもその手段が通じるとも限りません。
基本に立ち返って、本当に必要とされているホームページはどのようなものなのかを考えて、
ユーザーの求める有益な情報を提供していくことが一番のSEOになります。
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