ホームページを公開するときにやっておきたいこと


ホームページを開設する際にやっておくべきことを制作会社側の視点で紹介します。
基本的なところも多いですが重要なものばかりなので、
ホームページ公開時のチェックシートとしても使ってください。

Googleタグマネージャー、GoogleAnalytics(GA4)、SearchConsoleなどの解析ツールの設置

ホームページを公開し、運用する段階となったらホームページの集客を考えないといけません。
SEOやマーケティングのためには、まずは情報収集するところから始めましょう。
GoogleAnalytics、SearchConsoleなどを使うと、日々のアクセスやどのような検索キーワードで検索されているかなどを把握することができます
解析ツールは必ず設置しておきましょう。

Googleマイビジネス

Googleで地域検索をした際に出てくるGoogle マップ上の会社情報。
これらはGoogleマイビジネスというサービスを使って表示されています。
会社の情報をGoogleマイビジネスに投稿することで、サービスを検索した際に地域の検索結果としてマップに表示されます。
レビューや情報発信など、地域でサービスを探す人にとって役立つ情報を提供でき、多くの人がGoogleマップから検索するという事実もあるので、ここはおさえておきましょう。
地域のサービスを探すときにGoogleマップを使う人も多く、また検索結果よりも上に表示されるというメリットもあり、SEO上非常に重要なものになります。
※GoogleMAPの上位表示を目指したものをMEO(Map Engine Optimization)と言ったりします

会社情報の構造化データ

会社情報を構造化データとして提供することにより、より正確に会社の情報を検索エンジンに伝えることができます
先ほどのマイビジネスと情報を共通にすることで、Googleがマイビジネスの情報とホームページの運営会社を同一の会社と認識し、より正確に把握させることができます。
これは、Googleにとっても信頼できる情報として利用されるため、MEOとしても重要な対応になります。

<script type="application/ld+json">
{
	"@context": "http://schema.org",
	"@type": "LocalBusiness",
	"name": "YCOM",
	"telephone": "06-6948-8580",
	"url": "https://y-com.info",
	"address": {
		"@type": "PostalAddress",
		"addressCountry": "JP",
		"postalCode": "540-0012",
		"addressRegion": "大阪府",
		"addressLocality": "大阪市中央区",
		"streetAddress": "谷町2丁目5−4 エフベースラドルフ 806"
	}
}
</script>

詳しくはこちらでも紹介しています。

SNSの共有設定

LINEやFacebook、X(旧Twitter)などでURLを共有した際に、このような表示を見たことありませんか。
この表示をホームページ側で設定することができます。
何も設定しない場合には、ページのタイトル、descriptionなどが自動的に利用され、画像についてはページ内の画像から自動的に選ばれます。
ただ、せっかくSNSで共有されるので、SNS向けに自分で設定しておくべきです。
特に画像については最適なものを表示させるようにしたいです。

sitemap.xmlの登録

検索エンジンでのインデックスをスムーズに、そして早くするためにサイトマップの登録をしましょう。
ホームページを公開してすぐにはGoogleに検索で表示されません。
Googleから検索結果に表示されるためには、Googleのクロールを待つ必要がありますが、それらを短縮するために、こちらから積極的にサイトの構造をGoogleに伝えておく方法があります。
サイトマップで、サイト全体のページを登録することで、漏れなくしっかりとGoogleにインデックスしてもらえます。

SSLの設定

https://で始まるアドレスはSSLというセキュアな方法でホームページにアクセスするためのものです。
ホームページを表示する際の通信を、暗号化された状態でやり取りすることで他者から情報の覗き見ができないようにしています。
特に、問い合わせフォームなどの情報のやりとりがあるサイトは、必ずSSL化しておく必要があります。また、httpsで始まるURLはユーザにとっての安心感につながりますので必ず設定しておきましょう。Let’sEnceiptなど無料のSSLもあり、多くのレンタルサーバーではワンクリックで簡単にSSL対応できる仕組みも備わっているので利用してみましょう。

URL表記の最適化

URLの書き方は複数存在することがあります。例えばwwwを入れたり入れなかったり、またSSL対応していてもhttpでアクセスすることも可能です。
弊社のURLでしたら、https://y-com.infoを正規のURLとしてますが、https://www.y-com.infoやhttp://y-com.infoなどでも本来はアクセスできます。
ただし、その場合は同じトップページが複数のURLで分散されてしまうので1つにまとめてしまうのがいいでしょう。
例えばhttpでアクセスされた場合にはhttpsにした正規のhttps://y-com.infoのURLにリダイレクトします。
wwwがついている場合にはそれを取り除いたアドレスにリダイレクトをします。
このようにすることで、アクセスされるURLを統一して、アクセスの分散を防ぎます。
httpsへのリダイレクトについては、強制的にセキュアなURLにリダイレクトすることになるので、セキュリティ上も非常に重要なものになります。

404ページの準備

存在しないページにアクセスされた時のNotFoundページを見たことがありますか。


いつも見ていたページが存在しなくなってNotFoundのページが表示された場合には、通常はそのまま離脱してしまいます。
ホームページ自体が閉鎖していなくても、ホームーページのリニューアルなどでページの構成が変わったなどした場合に、ブックマークしていたコアなユーザーからのアクセスを逃してしまうことになるかも知れません。
また、削除したページがリアルタイムに検索結果から削除されるわけではないので、検索エンジン経由で存在しないページへアクセスされることもあります。
NotFoundをそのままにせずに、存在しないページへのアクセスがあった場合には、404リダイレクトでアクセス可能なページへ誘導しましょう。
NotFoundのページをオリジナルで用意することもできますし、それが面倒な場合など、弊社の場合はトップページへリダイレクトするように設定しています。

404の設定などについてはこちらで詳しく紹介しています。

いかがでしたか、ホームページ公開時にやっておきたいことをリストアップしてみました。ホームページの公開にばかり意識がいって、このあたりが意外とおろそかになっていることも多いと思います。しっかり対応できるように、これらのリストを活用してください。

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