ブログ記事やコンテンツのネタをもっと深く充実したものにするために考えること


今年はもっともっと成果にこだわってお客様のホームページを作っていきたいと思っているのですが、ホームページの集客効果を目指そうと思えばどうしても良質なコンテンツが必要になります。
今の検索順位というのは、昔のようにテクニックで何とかなるようなものではなくてお客さんユーザが求めているものをきちんと書かれたページが上位に上がってくるような仕組みになっています。
なので、ユーザにとって有益な良質なコンテンツを提供していくというのが基本になるんですが、とは言えそれって口で言うほど簡単じゃない。
すごくめんどくさいし時間もかかるし、でも本当に伝えたいと思って書かれたコンテンツっていうのは細かいところまで行き届いて届いたコンテンツなってる。
コンテンツの内容が浮かばない、どうしても薄っぺらいコンテンツになってしまう、そういう人は今回書くようなことをちょっと考えてみてはどうでしょうか。

最も大事な事はユーザの知りたいこと

発信側と受け手側ではどうしても温度差が出がちで、特にホームページでは発信側はSEOを一番に意識してしまってユーザーのことは後回しになりがち。
例えば、ユーザーのためにいいことだけれど、SEOのためによくないことがあったとすればそこにはなかなか目がいかないわけです。
あなたの作ったコンテンツを見るのはユーザです、ユーザが本当に求めているものを書いているでしょうか。
あくまでユーザのためということを考えて文章やデザインを考えましょう。
見た目のかっこよさなどを追求して読みにくいものになってませんか、ユーザが何を知りたいのか、そしてそれをスムーズに吸収できるようなストーリーの流れなどを考えて書いていきましょう。
読みやすい記事は必ず他のサイトとの差別化になります。
少しずつでも近づけていく努力をしましょう。

カスタマージャーニーを意識する

そんな時に役に立つのはカスタマージャーニーです。
カスタマージャーニーとは、ユーザがどういった状況でこれを読んでいるかというのを想定し、それをコンテンツに落としていく方法です。
要するにこのコンテンツを読んでくれるユーザ、つまりターゲットとなる人がどのような性別で年齢かなどを考えて、次にそういったユーザーの想定される行動から

  • どういった状況でこのコンテンツを読もうとしているのか
  • どういった課題があってどういった問題を解決するためにこのコンテンツを読もうとしているのか

などの状況をイメージしてコンテンツを書きます。
そうすると、自然とユーザが求めている情報が頭に想起されてくるのでそれをコンテンツとして充実させていくのです。

自分本位でコンテンツを考えると、視点が1つに偏ってしまってしまいます。
それはユーザではなくて売り手側の視点となるため、良いコンテンツは作れないです。
ホテルやレストランなどで、必要な時に必要なものがない状況にイラっとしたことありませんか。
実際にそこでサービスを利用する側からはその場その場で当たり前のように感じることが、運営側の立場で、つまりは会議室で考える時には思い浮かばないもんです。
適切な時に適切なものがそこにあるっていう状況って、利用する側からは当たり前だけれど、あらかじめ考えて置いておくっていうのは非常に難しい。
でも、そこで差が出てくるし、そこにお金はそんなに必要なくて、必要なのはお客さんの立場に立った考えだけ。
同じように、コンテンツもユーザーの立場に立って、欲しいと思う情報を想像してみると、書くべきコンテンツが浮かんできたりします。

なぜ・なに問答してみる

コンテンツの内容を深掘りするのには、そのコンテンツに対して「なぜ?」とか「何?」といったような疑問を投げかけてみるといいです。
例えば、難しいキーワードに対してそれって一体何の事?というのを解説で加えるだけでぐんと読みやすくなりますし、コンテンツの作成側にとっては当たり前と思っている事もユーザにとっては論理が飛躍していてよくわからないということはよくあります。

例えば、
「SEOのためにはコンテンツをたくさん書く必要があります。」
という一文に対して、
・SEOって何?
・なぜコンテンツをたくさん書くといいの?
・コンテンツを書くこと以外に方法はないの?
という疑問を投げかけることができます。
これに対する回答を書くだけでも、それだけのボリュームになりませんか。

さらに
・なぜコンテンツをたくさん書くといいの?
→「コンテンツを増やすことで様々なキーワードが網羅されていき検索される幅が広がります」
と書けば、
・キーワードが網羅されるとなぜ検索される幅が広がるの?
・幅を広げるより1つのキーワードを強くしたい場合はどうしたらいいの?
といった疑問が生まれて、それにたいしてまた回答していく。

あまりくどくなりすぎてもいけませんが、
自分が書いたコンテンツに対して、突っ込めるところはどんどん突っ込んでそれに対してきちんと内容を補足していく、それだけでボリュームも生まれるし誰が読んでも詳しくわかるコンテンツとなります。

友達に頼んでみる

自分にとってわかりきったことは「なぜ・なに問答」しても出てこないかもしれません。
自分ではわかったつもりになってしまっているので、ユーザがどういったとこでつまずくかというのがわかりません。
そういう場合は、第三者の友人などにコンテンツを読んでもらって、わからないとろこなどを指摘してもらうといいかもしれません。
自分では気付かなかった、新しい視点を見つけてくれるかもしれない。

もれなくダブりなくMECE

ビジネスの現場でよく使われるMECEというのを知ってますか。
もれなくダブりなく要素を書き出していくフレームワークで、書き忘れているコンテンツを探すのに有効です。

例えば食事をする時間ということで分けてみると

食事
  • 夜中

のようにもれなく分けることができます。

例えば食事のことでランチについて書いていたとしたら、それに関連するものとして朝ご飯やディナー、夜食といったものも思いつきます。
これは食事の時間に対して「朝、昼、夜、夜中」に分類してそれを食事に関するキーワードとしたものです。

次に、この朝、昼、夜と言うのは時間に関するものなので、時間という単位でグルーピングできます。
そして、時間がと言うものを見たときにTPOという言葉があるように「場所」「場面」といった分類ものもひらめいたりしますよね。

場所
  • 自宅
  • 屋内(レストランなど)
  • 屋外(公園など)
場面
  • プライベート
  • ビジネス

このようにグルーピングしたり、細分化したりって言うのを繰り返していくと、どんどんどんどんアイデアが浮かんできます。

この方法はまだ書かれていない項目を淡々と広げていく方法なので、書かなくてもよい無駄なものも結構出てきてしまいます。
洗い出したものの中から、ユーザが欲しいと思われる情報をしっかりと書いていくようにしましょう。
読んで分かりわかりやすいコンテンツにするためには、ユーザ視点で分類してわかりやすく書く必要があります

当たり前のことも書くことに価値はある

ホームページにあたって、書かれていない情報というのはユーザにとってはないに等しく、これは当たり前だろうと思って書かなかった事はユーザにとってはやっていないに等しいのです。
例えば、歯医者で無痛治療は当たり前でしょう・・と思っている歯医者が、当たり前なのでそれを書かなかったとしたら。
患者さんにとっては書かれてないと言う事はもしかしたら痛いかもしれないと思ってしまいます。
これ、非常に大事で、弊社のクライアントには必ず言っているのですが、当たり前のことも書くことに価値はあるのです。

レストランでは衛生管理は当たり前ですが、それをしっかりと書くことで安心感を与えることができます。
たとえそれが当たり前のことだとしても、書かれていないという事はユーザにとってはそれは不明なことで、そこにお客さんは不安を感じたりします。
書こうと書くまいとサービスの内容は当然同じですが、ホームページ上に書くことによってそこに責任が生じ、それによりお客さんは安心することができます。
もれなくダブりなくコンテンツの項目を洗い出したら、必要なものを全て書くことによって、こういったわからないところを全てつぶして安心感を与えることができます。

今回書いたようなことを、すべてのページで行っていくと非常に充実したページがたくさんできます。
しっかりとした内容で充実してくれば、上位表示できるページもどんどん増えてくるでしょう。
内容がしっかりとしていれば、その後はそのストーリーや言い回しなどを色々と変えてみてより読みやすいコンテンツに変えていきます。
ここからはコンバージョン率(CVR)をあげるフェーズに入っていきます。

とにかく、まずはアクセスを稼ぐことが大事。
ネタが見つからないのであれば、ネタを膨らましてみましょう。

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