見出しタグがSEOに良いとか、SEOをテクニック的なことで終わらせないために大切なこと


Googleの新しい特許の話をもとに、
HTMLのマークアップは何のためにあるのかというのを考えてみます。


参照記事ではGoogleの<li>タグの扱いについての特許の話です。

ホームページの裏側ではHTMLコードというのが存在しています。
img
これをブラウザが特定のルールに従って表示させています。

つまり普段、私たちが見ている画面というのはブラウザによってビジュアル面で色付けされたもので、
ブラウザで見ている画面は人間のための表現方法だということです。

では、人間じゃなくてコンピューターはどう見ているかというと、さきほどのHTMLコードをそのまま解釈します。
img
HTMLコードというのは

・ここは見出しですよ
・ここは画像ですよ
・ここはリストですよ

ということをタグというものを使って伝えています。
タグっていうのは<>で囲まれたもので、<h1>とか<img>とかで表現されます。

検索エンジンもソースコードを見ている

当たり前なのですが、検索エンジンもソースコードを見ています。
「ここは赤色なので重要そうだ」とか、「ここは画像が大きいので重要そうだ」というような判断はしていません。
そうではなくて、ソースコードを見て、
「<h1>は見出しを表しているのでテーマの構成要素として重要そうだ」
というような判断をしています。

僕がツイートした記事の中にも書かれているように、
その見出しから位置的に近いほどキーワード同士の関連性が高いのでは、という文書としての特徴を関連性を見出すのに利用していたりします。
例えば、<p>というのはパラグラフ(段落)を表すもので、このタグで囲まれたものは一つの段落としてまとまっているという判断をします。
そこにはビジュアル面の影響は全くなく、あくまで文書構造のみを見ているということです。

なので、当たり前なのですがデザインを良くしたところで検索順位が上がるということはありません。
※モバイルに関しては文字の大きさなどレイアウト的な部分も見ていますが主にソースコードからわかる範囲が多いでしょう

参照記事の言いたいこと

文書構造を見ることで、そのページの中で重要なものは何なのかということがわかります。
というよりかは、Googleはなんとかしてそれを判断しようとしています。
ページに書かれていることを正しく判断できれば、良いサイトをより上位に表示させるということができますよね。
正当な評価は健全なサイトを上位表示させることにつながります。

ただ、上で書いたように大きなヒントはタグの使い方にあります。
<h1>などがなければ、見出しがどこにあるかわからないです。
見た目が派手になっていて、人が見ると見出しとわかってもソースコード上で<h1>などと書かれていないとGoogleはそのように判断できません。
タグを適切に使ってGoogleにヒントを渡してあげないと正しく評価してくれません。
ですので正しくタグを使うというのはGoogleに正しくページの評価をしてもらうために重要なのであって、SEOのためというのではないのです。
結果的に「SEOに効く」ということになるのですが、順位を上げるためにあるのではなくて、制作者の意図をGoogleに正確に伝えることによって正当な評価をうけるためにあるのです。

ここが重要で、正当な評価がどのようにSEOにつながるかは別問題で、<h1>を使うとSEO効果があるといわれているのは、このタグによって「見出しはこれ」とGoogleに伝えることができた。
Googleは見出しタグを検索の評価対象として扱うとしているために、結果的にSEO効果があるということです。
なので、正当に評価されてもSEOにはまったく関係のないこともあります。
ただ、正当に評価を受けることができることは、それをヒントにGoogleが何らかの判断をするうえでプラスとなる。
それがSEOに影響するかもしれないし、そうでないかもしれない。
場合によっては違う場面で利用してもらえるかもしれない。
今後、SEOの評価基準が変わった時にも、文書構造を正しく伝えていれば、それなりに正しい評価をしてもらえるでしょう。
逆に、<h1>が重要だ!とそれだけを重視して作ったとしたら、評価基準が変わったときに大きく影響を受ける可能性があります。
※<h1>は簡単には重要度が下がることはないでしょうが

今回、<li>タグの扱いについての特許に関する記事だったのですが、
<li>は見出しからの距離にかかわらずどれも同等に評価をしますということです。
すごく当たり前のことなので、この記事を読んだから直ちに何か役に立つのかというとそうでもありません。
特許の話なので、SEOとして評価をどうするということは言及されていないので、
これを知ったところでSEOの対応を変えることになるわけではありませんが、
<li>タグの解釈をこのようにしたということを知っておくのはとても大切です。

ちょっと難しい話なのですが、SEOの本質を知るというのはこういう部分のことなんです。