検索順位にも影響。ホームページの表示速度について知っておきたいこと。


豪シドニーで開催されているSearch Marketing Summit Australia 2016で、GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イェーシュ)氏によれば、今後ますますウェブページの表示速度は重要になるそうです。

Googleの次のモバイフレンドリーアップデートでは表示速度がランキング要因になる可能性あり

今でもすでに速度の要素は評価の対象になっています。
ただ、現状では速度が評価されているといっても早い方がいいといった程度で、
同レベルの品質のページであれば早い方が有利という程度です。
AMPの対応範囲も増えてきて、Googleがページの表示速度を重視していることは明らかですが、
世の中のWEBサイトの表示速度の底上げを狙ったもので、個別の評価として明確に差をつけようとしているわけではないでしょう。
あくまで、ユーザーにとって使いやすい環境を整えることを目指して、よりよい検索環境を作っています。
ですが、その中ではどうしても時代遅れなサイトは置いてけぼりを食らいますし、これからの新しい情報は注視しておきたいところです。

ホームページの速度は実際に測ることができます。
PageSpeed Insights

PageSpeed Insights

こんな感じで点数と、悪いところを直すためのヒントが表示されます。
評価が低いものから
赤 ⇒ 黄色 ⇒ 緑
になります。
画像のように赤いのはダメダメってことですね.

ちなみにGoogle様はというと・・・

PageSpeed Insights

さすが!
100点とるのはかなり難しいですが、まずは緑を目指しましょう。

ちなみに、以前紹介したこちらのサイトも便利ですよ
モバイルユーザビリティーとPC・スマホでのページ表示速度が一気に測定できる便利なGoogle公式ツールを公開

測定結果

速度を上げるのに技術的な面も結構あるのですが、
簡単にできることとしては、
重い画像を使わない、必要以上に画像装飾をせずにできるだけCSSでデザインする、
アイコンフォントやsvgを使うなどの工夫をするといいでしょう。

表示速度が上がったら順位が上がるというインパクトのあるものではありません。
あくまで同じぐらいの質のものであれば速度が速い方が有利だという程度で、
内容が何もなくて軽いページと、内容は濃いけれど少し重いページでは、
内容が濃いページが上位に表示されます。
これまでと変わらずユーザーにとって必要な情報が書かれたサイトの方が圧倒的に評価が高いです。

ですが、ユーザーにとってはやはり表示速度が速いに越したことはことはないですよね。
調べたいことがすぐに出てくるページは見ていてストレスがありません。
なかなか表示されないようなページは、良いことが書かれていてもそれまでに待たされる時間でイライラしてしまい体感としては良くありません。
特にサイト内でたくさんのページを回ってもらう場合は特にそうですね、ページ遷移ごとに時間がかかってしまうようでは多くの人が別のサイトに行ってしまいます。

SEOという検索の順位の意味ではなく、単純にユーザーにとって使いやすいサイトであるために、ページの速度は気にしておきたい大事な要素ですね。

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