直帰率と離脱率が50%以上改善。トップページに行った導線変更。


トップページの変更で、直帰率と離脱率が改善

先日のYCOMのトップページの改善により、直帰率と離脱率が大幅に改善しました。
ちょっとした変更でしたが、ユーザーの導線を改善できた例として紹介します。
改善の内容についてはこちら

直帰率と離脱率

直帰率や離脱率はサイトの改善の指標とします。
直帰率、離脱率はどちらもサイトから離れていったユーザーの割合をあらわしていて、

「直帰率」
ユーザーがそのページから閲覧を開始して、そのまま別のページを見ずに他のサイトに移動したセッション数割合。
つまり、そのページに入ってきたものの、すぐに別のサイトに移動してしまった場合などです。
検索等でページに入ってきたけど、欲しい情報がなさそうなので別のサイトに行ってしまうという場合はこれに当たります。

「離脱率」
ユーザーがサイト内を閲覧して、最後にこのページで離脱したセッション数の割合。
いろいろページを見て回った結果、このページでサイトを閲覧するのをやめた、もしくは他のサイトに移動した場合です。

「直帰率」「離脱率」のGoogleAnalyticsヘルプ

どちらも、サイトから離脱したということで評価は数値が低い方が良いとされています。
ただ、ページによってはそのページで内容が完結するものもあるので、一概には言えません。
例えば商品やサービスの購入ページであれば、検索で直接引っかかってすぐに電話などで連絡をとった。
この場合は1ページしか見ていませんが、きちんとコンバージョンまで完結しています。
ページの内容を考慮して、その数値を判断するといいでしょう。

直帰率と離脱率が50%以上改善

さて、YCOMのトップページは、
導入用のページで、情報が完結しているとはいえませんので直帰率や離脱率は低い方がいいです。
6月10日にトップページに入ってすぐのところに制作実績へのリンクを貼ることにしました。

トップページの改善

トップページから制作実績への移動率が高かったため、それをさらにわかりやすくするためにこの変更を行ったのですが、
この変更を行ってから半月、ページの「離脱率」が大きく下がりました。

離脱率の推移

6月10日前後で離脱率が大幅に改善。
もともとの数値が悪かったというのはあるのですが、一つの改善で大きく数字が改善したことがわかります。
アクセス数を上げることは簡単ではありませんが、同じアクセス数でも離脱数を下げることでコンバージョンに繋げることができます。

「直帰率」については

直帰率の推移

このように非常にパフォーマンスがいい状態になりました。
これまではページに入ってすぐにプランの説明をしていましたが、
まずは訪問者が見たいであろう「制作実績」を前に持ってきたことが良かったんでしょう。

ページを変更したら、目的を達成したかどうか評価するようにしましょう

サイトを改善するときには改善した場合の効果を予想して、
その数値を追いかけるようにしましょう。
改善作業で満足してしまう人が多いですが、改善が本当に改善であったのかをきちんと確認しなければ意味がありません
個人的な直感で変更をしていく人が多いですが、労力がもったいないので、評価をする癖をつけてください。
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