メルマガやQRコードからのアクセス分析にも使える、外部からのアクセスを分類するにはキャンペーンURLを使おう!


ホームページの集客の多くは検索からのSEOに頼っている人は多いと思いますが、現在様々なテクノロジーが発達する中で、検索エンジン以外にも様々なところからホームページにアクセスしています
積極的に集客をしている人は検索エンジンだけに頼らず、様々なメディアを使って集客しているでしょう。
発行しているメールマガジンとか、店頭で出しているQRコードとかの成果解析したいと思いませんか?
ちょっとURLに工夫すると、そういったところからの集客の分析ができるんです。

Google検索以外の場所からのアクセスも解析してみよう

GoogleAnalyticsでアクセスを分析するときに、Googleに関連する集客はある程度連携して横断的に分析できるんですが、そうでは無いアクセスは情報が少ないことも多いです。
例えば、Google広告のデータはGoogleどうしで連携することでかなり詳細に分析できますが、Yahoo!の広告のデータはそのままではそのアクセス数くらいで、広告キャンペーンごとの数字だとか、分析に重要な情報が得れません。
広告に限らず、今では様々な場所でホームページのアドレスを告知してますよね。
SNSだったり、QRコード、メールマガジンなど、URLを掲載する場所はたくさんあると思います。
また、口コミサービス、リクルートサイトなどでもホームページのアドレスを載せることができることは多いです。
それらの場所からの流入のお客さんの分析をするには、ホームページのアドレスをそのまま載せるのではなくて、今回紹介するキャンペンパラメータを付加するとより詳しく分析ができますよ。

例えば、外部のサイトに複数の店舗紹介しているような場合や、リクルートサイトなどに複数の業種で採用情報出している場合、毎週メールマガジンを出している場合、それぞれどこからの集客が多いかとかというのを今回のキャンペンURLを使えば把握することができます。
メールマガジンを毎週発行して、だいたいどれぐらいの流入があるかまでは把握している人も多いかもしれませんが、いつ発行したメールマガジンが反響が大きかったのかとかまでを分析している人は少ないでしょう。
アクセスが多かった回のメールマガジンを分析すれば、どういったテーマがお客さんに響いたのか、どういったURLの紹介の仕方がクリックされやすいのかっていうのがわかってきます
そういったことがわかると、次につなげられますよね。

弊社の例だと、美容室など多店舗を運営している会社が、ホットペッパーからの流入数を把握したい。
そのままリンクを貼ると、ホットペッパー全体からの流入はわかるけれど、それぞれの店舗からの流入傾向はわからない。
今回紹介するキャンペーンURLを使ってホットペッパー内のどのページから流入しているかを分析しています。

キャンペーンURLの設定方法

手順はすごく簡単です。
自分のホームページのURLに特定のパラメータを後ろにつけるだけです。

https://example.com?utm_source=news4&utm_medium=email&utm_campaign=spring-summer

このように、パラメータの
utm_source、utm_medium、utm_campaign
に分類カテゴリを入れて送ると、GoogleAnalytics上で分類して表示されます。
この文字列の羅列を見ただけでやる気がなくなる人も多いでしょう。w
これを自分で書くのはめんどくさかったり打ち間違いがあったりする可能性があるので、Googleはそれに対応するツールを用意しています
download
Campaign URL Builder — Google Analytics Demos & Tools

英語なんだけど、どの欄にどれを書くっていうのさえわかってたらすぐに使えます。
とりあえず、この3つだけ知っておきましょう。
これ以外の2つは広告に特化したものなのでここでは紹介しません。

Campaign Source サーチエンジンやメディアなどの参照元
Campaign Medium メール、CPC、バナーなどのリンク手段
Campaign Name 識別用のキャンペーン名や商品名など

各項目の代表的な使い方として例が紹介されているけれど、あくまで目安なのでこうでないといけないというのはありません。
わかりやすいように名前を付けて分類して下さい。

例えば、こんな形で入力してみる。
ga
入力が終わったら、下に表示されている「Share the generated campaign URL」の欄のURLをコピーして使ってください。
メールマガジン用に作ったらメールマガジンに貼る、QRコード用に作ったらQRコードで使うということです。

実際にそのアドレスからリンクがあると、GoogleAnalyticsではこうやって表示されます。
「参照元/メディア」にはこのように出てきて、
ga
「キャンペーン」ではこのように表示される。
ga
分析をするためには、まずは分類をしないといけないので、こういったキャンペーンリンクを使ってあらかじめラベリングしておくのはとても大事
Googleアナリティックスはどのような業種でも使えるように汎用的に作られているので、自分のホームページの分析のためにはある程度そのための準備を自分でしないといけません。
後になって知りたいと思っても、設定をしていなければ後から分析することができないので、あらかじめ欲しい情報はこういった設定を利用して取得するようにしておきましょう。

GoogleAnalyticsはほんとにいろんなことができるので、一度は一通り勉強しておくことをおすすめします。
この本とかオススメですよ。

GoogleAnalyticsの使い方が全体的に網羅されていて、図も多く1ページ1つの内容で完結しているので読みやすい。
リファレンス的にも使えるので、一度これを読んでおけばGoogleAnalyticsで何ができるのかがある程度わかると思います。
読んだだけではなかなか使えるレベルにはならないですが、調べたいことがあったら本を見ながら実際に自分でGoogleAnalyticsを触ってみましょう。
自分で触ってみるのが大事ですよ!

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