スマートフォン専用ページとレスポンシブ対応のページどちらにすべき?その判断基準はとっても簡単。


ホームページを作るにあたって、
「レスポンシブの方がいいですか?それともスマホ専用ページ作った方がいいですか?」
という相談を受けます。
弊社では直接のお客さんの制作もやっていますが、
印刷会社さんのホームページ制作部門として動くことも多く、
お客様に提案する際にどのように提案すべきかというのを相談されることがあります。
せっかくなので、ここでも書いておきたいと思います。

ホームページに集客する2つのルート

ホームページに集客するルートは大きく分けると2つです。

  • 広告
  • 検索やリンク

すごくざっくりですが、
これらの2つだけを考えると判断できます。
先に答えを書くと、

  • 広告 → スマホ専用ページを作る
  • 検索やリンク → レスポンシブで作る

です。
あくまで基本的な考え方なので状況によっては、
これに限らないことももちろんありますが、
たいていはこの範囲に収まります。

広告とそれ以外の違いとは

レスポンシブデザインというのはどういう特徴があるのかというと、
どのようなデバイスで見たとしても、そのデバイスに応じて最適に表示されるというものです。
つまり、逆に考えると
どのようなデバイスで表示されるかわからない時にレスポンシブデザインを使う。
ということです。
そこだけおさえれば、それが答えなのですが、
広告とそれ以外の違いっていうのはまさにそれなんです。

ネット広告を出したことが無い人にはピンと来ないかもしれませんが、
ネット広告って、いろんな条件をもとに広告を配信しています。
その中にはもちろんデバイスの指定もあります。
パソコンで見た場合はこの広告、スマホで見た場合はこの広告っていうことができるんです。

一方で、検索エンジンとか、SNSに投稿されたリンク経由とか、
そういったものはどういったデバイスで見ている人がリンクをクリックするかはわかりません。
リンクを押してホームページに来る人が何のデバイスで見ているかがわからないのです。

この違いが、スマホ専用ページを作るのか、レスポンシブにするのかの違いです。

ユーザー体験としてスマホ専用ページを作るのは有効

スマートフォンとパソコンでは見ている状況が違うことが多いでしょう。
パソコンは会社とか、自宅でじっくり何かを調べるときでしょう。
スマートフォンは通勤、通学中とか、寝る前の布団の中とか、テレビを見ながらとかです。
パソコンで見るユーザーとスマートフォンで見るユーザーは、
ホームページを見る意図が明確に違います。
また、デバイスごとに閲覧する層というのも違うはずです。

ということで、閲覧するデバイスを意識するのはすごく大切なことで、
デバイスごとにそのシチュエーションや目的などをしっかり分析して、
それに応じたコンテンツの配置をすることはすごく重要なんです。

ネット広告はスマホ専用ページを作るのが有効なわけ

上で書いたように、できることなら閲覧デバイスを意識してコンテンツを配置するのが理想です。
で、ネット広告の場合は明確に閲覧デバイスを判断して誘導ができます
このリンクにはパソコンで閲覧している人のみが来る、
このリンクにはスマートフォンで閲覧している人のみが来る、
というのが明確なので、それに合わせたコンテンツを用意するのが効果的ですよね。

広告で使用されるページのことをランディングページといいます。
LPとも表されますが、広告の特徴はデバイスがわかるというだけでなく、
地域や時間帯に応じて広告メッセージや画像を自由に変えることができます。
そのため、リンクをクリックしてページに来た人が何を求めてやってきているのかがしっかりとわかっている状況です。
逆にそうでないような運用をしていると、それは広告運用としてよろしくないです。
そのため、LPというのは通常のホームページとは違って、
画像やキャッチフレーズなどを利用して特定の人にしっかりと刺さるように工夫されたページが多いのです。
また、広告で訪問するページはSEOの対策が必要ないので、画像を中心のページになるというのも特徴ですね。
過去に記事を書いているので参考にしてください。
ランディングページはなぜ売れるのか?初めての人が知っておきたいランディングページの役割。 | 大阪のホームページ制作会社YCOM
それほんとにランディングページ?ランディングページについてちゃんと説明。 | 大阪のホームページ制作会社YCOM

ネット広告以外はレスポンシブがいいわけ

次に広告以外のページ、つまり普通のホームページの話。
これに関してはレスポンシブにしなさいというわけではなく、
総合的に考えてレスポンシブがベターだよねという結論になります。

ネット広告とは逆で、検索やその他リンクで訪れるユーザーというのはどういったデバイスで訪問しているのかはわかりません
なので、その対策としてレスポンシブでページを制作するというのが簡単に説明するときの回答です。
が、、、
デバイスを判断するのは実は難しくはないんです。
今訪問している人はスマートフォンだなっていうのは簡単に判断できる。
だったら、ネット広告と同じようにスマホ専用ページを用意したらいいじゃんっていう話になるのですが、
以下それについて説明します。

GoogleとSEOの話

検索からの集客ではSEOは避けて通れませんが、
SEOの話といえば、ほぼそれはGoogle検索対策ということになります。
Googleが検索に対して言及している一つとして、
「コンテント・パリティ」というものがあります。
これを簡単に言うと、
どのようなデバイスであれ、同一のコンテンツで同一の体験を提供するということ。
多少の表現の違いはいいのですが、ページを通して伝えたいことは一貫させるということです。
詳しくはこちらが参考になります。
これからのSEOで意識したい「コンテント・パリティ」 | 編集長ブログ―安田英久 | Web担当者Forum
それをシンプルに解決する方法として、
1つのページをどのようなデバイスでも最適に見れるようにするということでレスポンシブを採用するといいということです。

運用上の話

同一のテーマさえ扱えば実際には、スマートフォンページを別に作ることは問題ありません。
ただ、それによってやらなければいけないことがたくさん出てきます。
パソコン用のページとスマートフォン用のページ、またタブレット用のページを作ったとして、
それらを単純に公開すると、内容がほぼ同じであればこれらの3つのページは重複ページとしてGoogleから順位を落とされる可能性があります。
これを防ぐためには“canonical”や”alternate”などを使って、ページ同士の役割や関連性を明示しなければいけません

それがたった数ページであればいいのですが、
通常ホームページは何十ページにもわたりますよね。
すべてのページに対して適切な運用を維持するのは簡単ではありません。
それ以外にも、単純に同じようなページが複数あるというのは、コンテンツの内容を変更する際にも管理が大変になります。
それらを適切に行える環境であれば、それぞれのデバイスのページを用意することは問題はないのですが、
これらにかかるコストと、その効果を考えたときに、わざわざ別々にページを用意するメリットがあるのかと考えると、
おそらくほとんどの場合はメリットはないですよね。

特殊な事情がない限りは、通常のホームページはレスポンシブとして作るのが良いでしょう。

ざっくりとですが、
スマホ専用ページにするか、レスポンシブ対応のページにするかという判断基準について書きました。
ここに書いたことを理解していれば、判断に迷うことがないでしょう。
これから相談されたら、このページ見てもらうようにします。