というか、それが目的であることがほとんどですよね。
ホームページを作ったのに売り上げにつながらないのはアクセス数が少ないせいだ!
SEOを何とかしてほしい!もっと広告を!という話になりがちです。
SEO業者に毎月何万円も払ってSEOをしてもらったり、PPC広告にどんどんお金をつぎ込んだり。
そもそもアクセスが増えれば売り上げが上がるのかっていうところを考えないといけません。
10万円払って15万売り上げられるならいいでしょう、
でも10万払っても全く反応が無かったら?
そんな時はどうします?広告費もっとつぎ込みます?
何度も出てきている
成果=アクセス数×コンバージョン率
という話、
アクセス数がいくら高くてもコンバージョン率が小さければ成果には結び付きにくい。
逆にコンバージョン率が高ければ少ないアクセスでも成果が生まれます。
コンバージョン率さえ上がれば、あとは広告すればするだけ売れるので、
その利益でさらに広告増やしてってどんどん売り上げ伸ばせます。
このコンバージョン率はむちゃくちゃ大事で、広告出すときはここをすごく気にしないといけないです。
そのためにランディングページというのがあって、それについてはこのあたりで書いています。
ランディングページはなぜ売れるのか?初めての人が知っておきたいランディングページの役割。
じゃあ、コンバージョンは何で決まるのかっていうことですが、
もちろんホームページの良し悪しもありますが、
そもそもその商品やサービスを欲しい人いるの?
ここから問いかけてみてください。
たいていは欲しい人がいるからこの商品売ってるんだということだと思います。
じゃあ、欲しい人はたくさんいるけれど需要と供給の関係は?
他の会社でも扱っている商品であれば、ここで買う理由があるのかということです。
つまりは差別化をどのようにするかということですよね。
まずここがしっかりとしていないと、ホームページにいくらお金をかけても売れません。
「大阪の空気」とか「公園の砂」を売ろうと思うと、
ホームページのデザインがいくら良くてもダメで、
こんなものでも魅力的になるような視点や切り口から考えないといけません。
言いたいことは、ホームページのアクセス数ばかりにどうしても目がいきがちですが、
ホームページ自体はわかりやすく作られているか、そこで商品が魅力的に表現されているか、
そもそも商品自体に魅力があるのか。
そこから一度考えてみましょう。
商品に魅力があれば勝手に売れる
みんなが欲しいもので、他では売ってないものであれば、
知ってもらうだけで売れるし、値段をいくらにしたって売れる。
だって、そこでしか買えないのであればみんなそこで買うし、高くてもお金持ちが買ってくれる。
もしそういったホームページであればホームページは作っただけで商品がバンバン売れます。
実際にそういった例はいくつかあって、特殊な趣味の方向けの商品とかはホームページを作ればそれだけで売れます。
もちろん、さらに売り上げを増やすために運用をしていくのですが、アクセスが増えないとか問い合わせが無いとかいう課題はあまりなく、より売れるようにという運用になります。
ホームページを作っただけで売れるので、逆にホームページの改善に力を入れてもらえないという問題はありましたが。
例えば、そういったサイトは直帰率がかなり低いです。
弊社が担当させていただいている大阪にある会社のホームページ。
事情でどういったホームページかは公開できないのですが、店舗を持ったマニアックな業種です。
周辺地域では直帰率20%以下という驚異的な数字。
ホームページを作っただけで運用という運用はしていません。
アクセス数も毎日300くらいのセッションがあります。
これが多いか少ないかというのはいろいろとあると思いますが、
ホームページとりあえず作って放ったらかしというのでこのアクセス数はいい方です。
ブログを定期的にされていますが、ブログのアクセスは全体の10%程度、残りの90%はサービスの紹介ページでなおかつ直帰率がこれだけ低いというのはかなり効果のあるホームページです。
実際問い合わせもコンスタントにあり、お客様には大変喜ばれております。
運用で携わっているわけではないのでコンバージョン数は測定していません。
ただ、問い合わせのログは残しているのでだいたいどれくらいの問い合わせがあるのかは調べられますが、
今日もブログはカフェで書いているので今ここでは調べられないので、覚えていれば調べてリライトします。
リピーターは6割を超えていて、1セッションあたりのページ閲覧数は7ページ以上。
つまり、平均的に7ページ以上を見ているということでかなり驚異的です。
どこかのホームページを見に行って、7ページ以上ページを見て回るっていうのはよほど興味が無いとしないでしょ。
それが平均ということなのでいかにコアなユーザーが多いかがわかりますよね。
また、検索でも地域を入れたらもちろん、サービス名を入れると地域を入力しなくとも1位で検索されます。
それだけ競合が少なく、ブルーオーシャンである業種なんです。
とはいえ、競合がいないというわけではなく同じ地域でも同業はいくつか存在しますが、しっかりとホームページを作っているところが少ないという印象です。
弊社がホームページを作って結果を出してすごいだろ!ということを言いたいのではありません。
扱う商品が魅力的なものであれば、ホームページをしっかりと作れば勝手に売れるということです。
そういった商品は少ないと思いますが、切り口を変えるだけでそう見せられるかもしれません。
また、それに近づけるために運用を通してコンバージョンを上げていくのです。
決してアクセスが少ないから売れないというわけではなくて、
もっと違うところに原因は無いかなと考えてみるのも大切ですよということです。
もう一度、自社の商品の魅力を見つめなおしてみましょ。