ホームページで最も大事だと言っても言い過ぎではないかもしれない。
せっかく問い合わせフォームにたどりついたのに、うまく送信できなくてあきらめた経験がある人もいるのでは。
問い合わせフォームまで来たら、あとはポンと背中をたたいてあげるだけ。
「お気軽にお問い合わせください」と書いておいてなかなか面倒なフォームも見かけますね。
しっかりと対策しておきたいです。
問い合わせフォームを改善する13のポイント
項目が多すぎる
入力してもらう内容は必要最低限にしましょう。
必要ないのに年齢とか住所とか入れる欄がありますが、必須でなくても欄が多いだけで書くのが面倒に感じます。
住所欄なんてあると一気にコンバージョンが下がります。
普通のフォームなら「名前、メールアドレス、電話番号、問い合わせ項目、問い合わせ内容」
この程度で十分。
どうしても必要なもののみ入力してもらいましょう。
多すぎる場合は複数ページに
場合によってはどうしても入力が必要な内容が多くなることがあります。
オンラインですべて解決してしまいたい場合は、
必要な項目を全て記入してもらわないといけません。
その場合は、項目のグループごとにステップを分けて複数ページで入力してもらいましょう。
「お客様の情報を教えてください」
「興味のあることについて教えてください」
「商品の配送先を教えてください」
「支払方法について記入してください」
などのように、目的別でページを分けます。
もし、これが全て1つのページで入力しないといけなかったら、
入力する前からうんざりしませんか。
同じ入力内容でも、気分的にしんどくならないように工夫してあげましょう。
必須マークの表記。入力項目の色変え
入力フォームには、どうしても必要な必須項目と、できれば欲しい任意の項目があります。
送信ボタンを押してから、入力漏れをアナウンスすると流れを止めることになります。
送信ボタンを押す前に、どの項目が必須項目かわかるように工夫しましょう。
「必須」マークをつけたり、必須項目の入力欄には色を付けるなどしましょう。
今どの段階かがわかるようにする
入力ページが複数にわたっていると、入力しながらどの段階にいるのかわからなくなります。
もしかしたら、あとどれくらい入力が続くんだと不安に思っているユーザーもいるかもしれません。
そんな不安を解消するために、入力完了までの流れと現在地を表示してあげましょう。
これだけで、安心して最後まで入力を進めてもらえます。
わかりやすいエラーメッセージで伝える
必須項目が入力されていなかったり、不正なメールアドレスが入力されていたり電話番号が正しくなかったりと、様々な入力エラーが考えられます。
たいてい入力する人は自分は正しいと思って入力しているので、エラーが起こった時にはきちっと説明をしてあげないとわからないことが多いです。
「入力項目に誤りがあります」だけだとあまりにも不親切です。
メールアドレスの”@”が全角だっただけとか、
本人は「え、ちゃんと入力したけど」って、どこが誤りかわからなくて面倒くさくなって離脱する。
入力ミスって思っている以上におこるので、どおが間違っているのかきちんと伝えてあげないと気づかない人が多いです。
「住所が入力されていません」
「メールアドレスが正しくありません」
「電話番号の形式が間違っています」
「フリガナは全角で入力してください」
などなど、わかりやすいエラーメッセージを出しましょう。
その場でエラーがわかるように
送信ボタンを押してからエラーがわかるというのはタイミング的にはよくありません。
ユーザーは入力し終わったとほっとしたところ、そこでエラーメッセージがずらずらっと並ぶと精神的に疲れます。
できることなら、入力中にリアルタイムで教えてあげると、すぐに気づけてとても便利です。
入力完了のマーク
エラーの通知と逆で、正しい入力をした欄にはマークを付けるなどして完了を明確にしてあげましょう。
そうすることで、ユーザーは安心して次の入力へ進めます。
キャンセル、クリアボタンはいらない
たまに置かれている「クリア」という魔のボタン・・・。
時間をかけて入力した内容が、このボタンを一つ押すだけで一瞬にして消すことができます。
なぜ、こんな危ないボタンを置くのでしょうか・・・やめましょう。
ボタンの文言もこだわる
フォームの投稿ボタンはたいていはこうです。
「投稿」「送信」「登録」
それよりも、ちょっと工夫をして、このボタンを押すと楽しいことが待ってるような気にさせましょう。
「登録して今すぐ遊ぶ!」
「登録してオトクな無料情報をゲット!」
「投稿して今すぐ知らせる!」
こんな感じの具体的なボタンにすると、もっと押したくなるでしょ。
住所などの入力補助
入力を少しでも簡単にしてあげるとコンバージョンが上がります。
便利な入力補助を付けると、入力がもっと楽になります。
・日付を入力する欄では、日付ピッカーを付けましょう。
・住所を入力する欄では、郵便番号から自動で住所を入力する仕組みを付けましょう。
・名前を漢字で入力すると、自動でフリガナ候補が入るようにしましょう。
このような入力補助があると、入力が簡単になります。
入力中項目の色を変える
今入力中の欄の色を変えると、今どこを入力しているのかがわかりやすいです。
クレジットカードの入力のように、手元を参照しながら入力する場合などは、
目をフォームから一度そらすので入力欄を見失うこともあります。
色が変われば一目で入力してる欄がわかります。
離脱しそうな人にはポップアップ
入力中に思わずブラウザのボタンを押してしまったり、ブラウザを閉じてしまうことがあります。
手元のキーボードが当たってしまったり、他のウィンドウを閉じようとして誤ってブラウザの閉じるを押してしまったり。
必ずしも意図して離脱するとは限らないので、別ページへ移動するときには、
「入力がまだ途中です。ページを移動すると入力した内容が全て消えてしまいますがよろしいですか。」
のようなメッセージで通知してあげましょう。
間違っていた場合は、これが離脱防止手として働きますし、ユーザーもこれがあってほっとすることでしょう。
SSL化で安心
SSLで通信の暗号化をすることでフォームのセキュリティレベルが高まります。
SSLはアドレスバーで一目でSSL対応とわかりますので、ユーザーも安心して情報を送れます。
既にスタンダードと化してきていますので、可能な限りSSL対応をしましょう。
たくさんの問い合わせフォームの改善方法を出してみました。
弊社のフォームでもまだできていないことも多いですが、
これらを一つでも多く実装することで、お客さんが安心して問い合わせや申し込みができるようになります。
問い合わせフォームの改善は、コンバージョンにダイレクトに影響してくるとっても大事なことなので、
これを読んで、ぜひフォームの改善に取り組んでください。