安いホームページ制作会社を選ぶときに気を付けたいこと


「ホームページ制作会社 格安」とか「ホームページ制作会社 無料」とかで
検索されることが多いです。
「低価格、安い、格安、激安、フリー、無料」とかに力を入れるとお客さんを集めることができるんですが、
あまりそういうキーワードで集めるとお客さんが集まっても、結果的に制作会社としては苦しくなるのは経験しましたので、
最近はあまりこういったキーワード入れません。
でも、やっぱりちょっとでもお客さんをという悪魔のささやきがあって、
まだまだこういうキーワードが残ってしまっていてそれで問い合わせいただくお客さんも多いです。
だいたい、サービスを探すときに初めに入れるのが「サービス名 低価格」ですよね。
初めてのサービスとかは品質とか判断できないので、
とりあえず失敗しないように安いところを選ぶっていう感じだと思います。
だからこそ、私たち制作会社自身がちゃんと選び方を伝えていかないといけないと思っています。
同じ品質なら安いほうがいい。
できるだけ低予算でホームページを作りたいという気持ちはわかりますが、
初めての人は単に安いからという理由だけでお願いしがちなので、
その前にここを一度読んでから、そのうえでできるだけ安い制作会社を探しましょう。

安い制作会社がやってること

ホームページって基本的にオーダーメイドなので高いです。
単純に人件費だと思ってもらったらいいと思いますが、
依頼者(後ほどエンドユーザーとしてお客さんという表現がでてくるのでこのように表現します)のホームページを作るために時間を使うので、
1ページ作るのにヒアリングとかデザインとかコーディングとかして数日かかったらその分の費用が発生します。
1ページ2,3日かかるのに1ページ1万円とかでやってるところは、
ほかのところでお金を取っているか、お客を取るためだけに赤字でやってる(本末転倒)かもなのでやめたほうがいいですね。
となると、優良な安い制作会社っていうのはたぶんその時間的コストを削ってるんです。
例えば、テンプレートのようなものを作って使いまわしによってコストを下げたり、
フリーランスとか海外のコーダーに安い金額で制作をお願いする。
ディレクションは無しで、ヒアリングシートとかを埋めてもらってコンテンツの内容を決定する。
こういった工夫をしているところです。

ホームページを作る目的にもよりますが、
自社のサービスを売るのが目的だと思うのでそれに沿った制作をしないといけません。
いわゆる格安制作会社っていうのは、なんとかして値段を安くしないといけないので、
いろいろなところを削るわけですが、そのなかにこの売れるための要素をどんどん外しています。
なぜなら一番時間と労力がかかるからですね。
格安でホームページを作るときに考えるのは、
制作会社が利益を出せる中でいかにして依頼者にホームページを作って渡すかということが目的になります。
だから、とにかく見えない努力をしないようします。
で、うわべだけのホームページになります。
もちろん、お客さんはホームページ初心者なので、とりあえず出来上がった見た目に素晴らしいホームページを見て満足してもらえるのですが、最終的な目的の売り上げにはつながりません。

売り上げを考えたホームページってどんなの?

売り上げを目的に考えたホームページだったらどうなるのか。
デザインが素晴らしいホームページを作ったらとりあえず依頼者には喜んでもらえます。
いいものができたって喜んでもらえるのですが、
実際に売り上げにつながるかというとデザインだけでは売れません。
(でも、デザインは売り上げを左右するほどむちゃくちゃ重要です。)
それよりも、売り上げを上げるために何をするのかのほうが大事で、
運用のしやすさを考えて、できるだけ作りをシンプルにしたり、
情報発信のためにシステムを入れることに予算を使ったり、
スマホやタブレットなどの各種デバイスに対応できるように作ったり、
優先順位の高いものを中心に制作していきます。
ここには制作後の運用ありきという考えで、単にホームページを作るのが目的ではありません。

依頼者のためのホームページ?お客さんのためのホームページ?

安いホームページは依頼者のためのホームページ、
本当に必要なのはエンドユーザーであるホームページへ来るお客様のためのホームページ。
売れるためのホームページは後者で、そのためには様々なことを考えて実装しなければいけません。
単に安くしてしまうと、お客様のためのということがどうしても抜けてしまいます。
結果、売れないページができてしまって、また作り直しでお金と時間が余計にかかります。

費用が高いと依頼会社もがんばるのでいい結果になる

制作費用をそれなりに払うと依頼者もけっこうがんばります。
せっかく高いお金払ってるから、制作会社に任せっきりにできない、自分の思いを伝えよう。
高いお金を出して作ったから、ちゃんと更新して有効活用しよう。
ってなります。
数万円で作ったら、どうせ数万円だしって感じでちゃんと運営もできない。
ホームページの運営にブログは欠かせないですが、
ブログを書くのって結構しんどくて、ほとんどの人がつづけられない。
お金を出して本気でやるつもりの人はブログもきっちり更新してその結果成果に結びつきます。
こうなると、成果の出る人とでない人の差が出てきてしまって、
成果の出ない人はホームページをリニューアルということを続けて、
成果の出た人はそこから出た利益でさらにホームページを改善して売り上げをあげるというスパイラルになります。

成果を上げることのできる制作会社って、依頼者のやるきも見てて、
費用は安く、運用も楽にっておもっている人の仕事は受けないです。
制作会社としては成果を出して、その実績を持って次のお客さんをとるので、
成果の出ない制作をしても意味がない。
もちろん、次の仕事のためだけに仕事をするわけじゃなくて、
依頼者に喜んでもらうためなんですが、
成果が出なかったら文句も言われたりするわけで、安い案件は受けるメリットがないんですね。
そのバロメーターとなる1つが制作にかけれる予算だったりするんです。
だから、本気でホームページを考えているならそれなりの予算を用意しておいたほうがいいかも知れません。
もちろん品質が同じなのに制作会社によって安かったり高かったりするんですが、
値段だけで考えてしまうといい結果にならないので、
かならず値段の前に何のためにホームページを作るのかを考えてみてください。
制作会社を選ぶためのヒントはこちらも参考にしてください
本当にいいホームページ制作会社を選ぶための5つのポイント
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