ホームページの改善は1%の積み重ね。コツコツやっていくことの大切さ。


本当は、今日は仕事を休む予定でしたが、ちょっと忙しくて休みは後日に回しました。
ということで、今日もブログ書いておきます。

弊社の運用プランでは、定期的にお客さんと打ち合わせをして、現状確認やこれから何をしていいかという事を話して進めています。
基本的には大きな方針を決めたらコツコツとやっていくしかないのですが、やはりお客さんからは一つ一つの対応について成果があったのかが気になるようです。
まあ、そうですよね。
成果があったことがわかって、その成果の大きさで、そのままそれがモチベーションにつながりっていう好循環が欲しいと思うのですが、実際には個々の対応の成果を報告することは少ないです。
今回は日々の改善について書いています。
キャンペーンとか大々的に行うようなサイトの運用はまた別の話ということで。

ホームページの改善の成果はすぐには表れない

ホームページの改善って、成果を確認するのにそれなりの時間がかかるものが多くて、毎月のようにモチベーションが上がる成果を常に報告し続けることは難しいです。
このページを追加したからこれだけアクセスが増えたとは説明はできるんですけど、それはごく当たり前のことで特に分析した結果でもないし、それが次につながる報告でもありません。
ページを追加したら、それが検索エンジンでクロールされて検索できるようになり、それが成果として何人でした、という報告は簡単です。
それが大きな数字であればいいのですが、たいていは想定内の数字で報告するほどでもないものです。
それよりも、残っている課題に対して次のアクションを考える時間を取りたいと思っています。

ページを追加した後に、ランディングページとして訪問人数を調べると、そのページがなければ来なかったであろう人はカウントはされるんだけれど、それを報告したところで、そうですかで終わってしまいますね。
例えばやるとすれば、どういったものを追加したらどれぐらいのランディング数が増えているかというのを、ずっと記録をし続けてそれを比較していくということをします。
これはブログ記事を公開して1ヵ月での初期機関の訪問数を調べることで、記事自体の強さの傾向やドメインパワーを博することができたりしますが、まあそれも大変だと思います。
毎月とかするんじゃなくて、年に1回とか総括で確認する程度でもいいんじゃないでしょうか。

また、よくあるのが、テキストの言い回しを変えたり画像を変更してくださいという依頼なんですけど、それに対して作業して成果がどうなったかを見たいという人もいますが、対応する内容にはもちろんよるけれど、それをしたところで正直数字なんていうのは変わりません。
この辺は、ABテストの話になってしまうんだけれど、大きな成果を求めて改善というか変化を起こすときには、ある程度大きな範囲で変化させないと数字には表れません
日ごろのアクセスとか、直帰率とか滞在時間の数字は毎日同じではなくて、一定のなかでも広がりを持っているので、日によって数字が違います。
その誤差の範囲で改善があったとしても、数字として読み取るのは困難だったりします。
誤差の範囲に含まれていることもあるし、人間の心理的には影響あったとしても数字に反映されない程度の軽微な影響なことだってありますね。
だからといって、画像を変えたり言い回しを変えていくことはすごく大事で、その細かい積み重ねが行き届いた素晴らしいサイトに仕上げていくわけなんですが、それを逐一計測するのは非常に大変で、そこにかけるコストがあれば次のことをやっていきましょうということを説明しています。
要するに、その数字が自己満足として知りたいものなのか、PDCAの一環として知りたいものなのかということですね。

ホームページの改善は1%の積み重ね

ABテストとかは、ある程度明確によかったとか悪かったというのがすぐに出るんじゃないかということを聞かれるんですが、
ABテストについてもアクセス数によるけれど、効果がわかるまで1ヵ月2ヶ月と必要になります。
要するに誤差を小さくするために、できるだけ多くのアクセス(標本)を集めないと正確性が担保できなくて、効果が大きければ短い期間で信頼性が高くなるけれど、改善効果が小さければそれが本当に改善の効果なのか、誤差の範囲なのかというのを判断するのに多くのアクセス数が必要になります。
なので、ABテストもすぐに成果が見えるものではなくて結構時間がかかります
アクセスの少ないページなんかは、ABテストしても信頼性を出すのに必要なアクセス数が何か月も集まらないということもありますからね。
しかも、数か月まわしても結果的に差はなかったということで終わることも少なくありません。

そういうことを繰り返しながらも、1%ずつでも数字をあげていく。
その1%が時間が経つにしたがって成果としてあらわれてくるんです。
進め方としては大きな方向性とやるべきことを決めてしまって、それをひたすらやっていく。
その成果はもちろん定期的に確認はしていきますし、日々の解析の中で調整はやっていく。
これまでの文章からは、成果を確認せずに進めているような感じがするかもしれませんが、現場レベルでは月に何回もアクセスとにらめっこしていろいろ見ています。
私たちは毎月何度もアクセスの分析をしながら次に何をすべきかを確認してお客さんにアドバイスをしています。
分析自体はしっかりとしていかないといけないし、基本的にデータをもとに改善だとかをしていく必要があるんですが、なかなかそれが短い期間での顕著な成果につながる事は多くはなくて、複数のPDCAを回しながらそれぞれを数字を確認しながら進めていきます。
1ヵ月で見るとたった数%の改善で誤差なのかどうなのかわからないということも多いです。
ですが、それが積み重なって半年1年2年という期間では大きな差になってきます

僕のブログ記事が良い悪いは別として、弊社のようにブログを定期的に書いていても、明確にその成果が出るのは1ヵ月後とかだったりします。
予算的に月に数ページしか改善できないお客さんの場合はやはり時間がかかってしまいます。

最近相談を受けたお客さんも1年でアクセス自体は2倍以上になっていて喜んでもらってるんですが、やはり日々の数字で変わったところも教えてほしいということでした。
人のタイプにもよりますが、モチベーション的な部分は大きいと思います。
数字が動いたことが分かった時には、特に短期でそうなれば、次にさらにこうしようという意欲がわきますもんね。
数か月にわたって、モチベーションを継続していくというのは難しいですよね。
やはり何か成果が見えていないとモチベーションが上がらないと言うのはわかります。
なので、もっとわかりやすい何かをやっていく必要があるかもしれませんね。

時間がかかるからこそ、簡単には崩れない強い武器になる

この1%の積み重ねみたいなことはやる気と、その大切さがわからないと続けられません。
それがウェブの改善を難しくしているところだと思います。
多くの人はホームページの改善に対して、顕著な変化を求めてしまいます。
中にはホームラン級が出ることがあるかもしれないけれど、基本的には本当に1%の積み重ね。
だからこそ、日々改良してきた成果は他の人には一朝一夕で追い抜けない強さを持っていますし、それを持続することで圧倒的に強いウェブサイトを持つことができます
1番言いたかったことはこれかもしれません。
ホームページの改善は本当に地道な作業の繰り返しで大変です。
だけれど、それが積み重なって良いホームページになれば、それを真似をするのは容易ではありません

こつこつと改善を重ねながら、ホームページを良くしていきましょう。
書いていて思ったんだけど、この記事って全然モチベーション上がらないよね。笑
これやったら何倍の成果になりました!みたいなブログの方が絶対みんな読んでくれるんだけれど。笑
まあ、こういう記事も大事でしょ。
いいことも悪いことも書くからこそ、信用してもらえると思って。

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