みなさんはきちんとホームページの問い合わせフォームを使い分けていますか。
予算の関係などで問い合わせフォームを1つで運営している人もいるかと思います。
採用情報やイベント参加申し込み、通常のお問い合わせフォームの自由入力欄で代用しているホームページも多いですね。
もし問い合わせの数を増やしたいと思っている方は、まずはここを見直してみましょう。
フォームはコンバージョンに至るための大切なステップなので特に大切です。
用途ごとにきちんとフォームを分けることは次の2つの点でとても大切。
1.ユーザーの使い勝手を良くして問い合わせしやすくする
問い合わせフォームは、いろいろな目的の人が利用します。
採用エントリー、無料相談、無料見積もり、イベント参加申し込みなど、
ホームページ上でコンタクトを取りたいことってたくさんあるはずです。
運営者の都合で、すべて問い合わせフォームだけにしてしまうとユーザーにとってはとても不便です。
問い合わせの内容によっては不要になる項目もあります。
住所を入力する必要がないのに、住所の入力欄が残ってしまいますね。
「お問い合わせフォームの自由入力欄に参加したいイベントを書いて送ってください」
などのコメントとともにイベント申し込みに使えるフォームがあります。
どんなイベントがあるのかもわからないし、わざわざイベントページまで戻ってしまえば、
そのまま離脱してしまうかもしれません。
せっかくフォームまで来てもらっているんであれば、ここでイベントの選択肢を入れてあげたほうが親切ですよね。
また、採用エントリーも自由入力欄になっていることがありますが、
エントリーするユーザーからすると何を書けばいいのかわからない。
いちいち項目を自分で書くのは面倒くさいですよね。
親切でないフォームは必ず放棄率が上がりますので、フォームをきちっと使いやすくしてあげることはとても大切です。
2.コンバージョンを測ったり改善に役立つ
ユーザーの視点で便利なフォームを心がけることは大切ですが、
フォームを分けることでコンバージョンを分けて考えることができるので分析もより正確になります。
1つのフォームではコンバージョンも1つにまとめられてしまいます。
※パラメータなど使えば分けれますが、フォーム自体を分けることでより簡単で正確になります
なんとなくコンバージョンが増えてきたと思っても、営業メールの問い合わせだけが上がっていて、
イベントの申し込みや、無料相談は減ってるかもしれません。
Analyticsなどの解析ツールでは、コンバージョンごとにいろいろな情報をみることができます。
セグメントを分けて分析することで、イベントに申し込んだ人はどのようなページをよく見ているのか、
どこのページから入ってきて、どのような遷移でコンバージョンに至っているのか。
無料相談、無料見積もり、採用情報とそれぞれについてそれらを見ていくことで、
それぞれの対策が可能ですよね。
コンバージョンした人が、どのようなページを多くみているかを調べることができます。
単にアクセスした人だけを分析するのではなく、
コンバージョンしている人の行動を分析すれば、コンバージョンにつながる施策がより具体的に見つかります。
せっかくの宝の山をみすみす埋もれさせていませんか。
フォームを分けて、コンバージョン解析をもっと明確に行っていきましょう。
フォームからはいろいろな問い合わせが来ると思いますので、
よくある問い合わせについては専用のフォームを作るようにしてもいいかもしれません。
また、フォームを増やしすぎることもユーザーの混乱につながってよくないので、
可能であれば、1つのフォームの中でもパラメータなどをうまく使って解析をより細かくできるようにしておくといいでしょう。
例えば、イベントの申し込みでも申し込むイベントによってユーザーの行動は違うはずです、
同じイベントでも、体験イベント、相談会イベント、セミナーイベント、展示会イベントそれぞれでどのようなページ遷移の傾向があるのか調べることができれば、そういったユーザーによりよく情報を伝えることができますね。
もういちど、ご自身のホームページを見直して問い合わせフォームがこれでいいのかを考えてみてください。