暗い室内でもブレずにきれいに写真を撮る方法


ホームページの制作では写真がかなり重要で、送ってきた写真が被写体がブレてて使えないものって結構あります。
たいていは室内で撮ったもので、室内は人が思っている以上に光量が少ないために起こります。
カメラマンに任せれば間違いないですが、ブログとかで使う日ごろの写真までカメラマンにお願いするわけにもいかないし、自分でもキレイに撮りたいですよね。
ということで、今回はこれだけおさえれば誰でもブレない写真をとれる設定について紹介します。

写真がぶれる原因

なぜ室内で撮った写真が動く被写体がぶれてしまうのかと言うと、まずカメラの撮影の仕組みについて知っておかないといけません。
とっても単純な話なんですが、カメラ(センサー)は人間の目と同じように明るいところではよくものが見えて暗い所ではあまりものが見えません。
人間の目の瞳孔を例にとるとわかりやすいのですが、
人間の場合は暗い場所では瞳孔が大きく開いて多くの光を取り入れようとします。
また、明るい場所では光が入りすぎないために瞳孔を小さくして入ってくる光量を抑えます。
そうやって、暗くて見えなかったりまぶしすぎたりっていうことを防いでるんです。
img_iris_002
「虹彩」と「瞳孔」の不思議|参天製薬より

カメラも目の瞳孔と同じようにレンズの絞りで光の量を調整しています。
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デジカメエキスパート 虎の巻 絞りの役割と効果 – GANREF

カメラの場合、同じレンズの絞りでより多くの光量を取り入れるためには長くシャッターを開いておくということをします。
絞りが同じであれば、次は光量をシャッターの開いている時間で調整しているんです。
単位時間当たりの光量が同じであれば、次はその光を受ける時間を長くするとたくさん光量をうけられますよね。

太陽の光に比べて室内と言うのは意外にも光量が少なくて、室外と同じように明るい写真を撮ろうと思うと、室外よりも長い時間シャッターを開けておかないといけないんですね。
このシャッター速度の差が被写体のブレというのを生んでしまう原因で、例えば2秒間シャッターを開けておくとその2秒間に起こったことが全て記録されるので、
スポーツなどで人が動いていると、その2秒間が全て記録されてそれがブレとなってしまうんです。

昔のカメラの性能は今よりももちろん悪かったので、必要な光量がより多かったこともあり1枚の写真を撮るのに何十秒もじっとしていないといけませんでした。
有名なこれとかね。
Sakamoto_Ryōma
坂本龍馬 – Wikipedia

一般の人は、カメラの使い方はほぼオートに任せているので、暗いところでの撮影はカメラの自動的な設定にまかせることになります。
基本的にはカメラ側では明るさを基準として、それなりの設定で撮影はしてくれるのですが、あくまで汎用的なそれなりの設定です。
静止したものを撮るのと、スポーツの選手を撮るのとでは違うので、そういったものはスポーツモードとかが用意されていたリハするのですが、
それでも自分の撮りたいようにはなかなか撮れません。
ここで書く理屈を理解して、自分でマニアル設定ができるようになれば暗い所でも結構きれいに撮れます。
ホームページの写真じゃなくても、子供の室内スポーツの写真とか撮ってみたら結構ブレている。。。ってことありますよね。
今日書く内容をちょっと知ってるだけで子供の写真ももっときれいに撮れます。

暗い室内でも明るくぶれない写真を撮るためには

上のような仕組みが分かっていると、光量の少ない室内でどうやってブレにくい写真を撮るかという事が分かってきます。
カメラでは主に次のことを考えて撮影します。

目的はシャッター速度を短くすること。
シャッター速度が短くても同じ程度の明るさを保つようにするために、以下の2つを調整する
・たくさんの光を一度に取り入れるために絞りの度合いを変更
・少量の光でも撮影できるように感度を変更する

一見難しそうなのですが、カメラのマニアル機能を使えばこういったことがある程度は可能です。

カメラの具体的な設定で書くと以下の2つ(+1)を行います

・絞りであるF値を設定する
・感度であるISO感度を設定する
・レタッチソフトで明るさを補正する

F値を設定する

まずはF値から。
瞳の瞳孔と同じように、
ph_092_01_s
デジカメエキスパート 虎の巻 絞りの役割と効果 – GANREF

このようになっているので、F値を使ってできるだけ一度にたくさんの光量が入るようにします。
上の図とF値との関係が必要ですが、

F値を下げる → 絞りを開放
F値を上げる → 絞りを絞る

つまり、F値を小さくするほど同じシャッター速度でも明るく撮影できます。
ここで、F値のことをもっと話しないといけないんですが、F値を変更すると明るさだけでなく見た目も実は変わってしまいます。
被写界深度といわれるもので、F値を小さくするとピントの範囲を狭めることになり、それは背景や手前がボケた感じの写真を撮る場合に使います。
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ISO感度を上げて短い時間で明るい画像撮る

ISO感度と言うのは、光に対する撮影時の感度のことで、この感度を上げれば上げるほど少しの光量で撮影をすることができます。
ただ感度を上げるとどうしてもノイズが多くなり、感度を下げてしっかりと光を入れるようにした方がきれいな写真が撮れます。
ただ、先ほども書いたようにシャッター速度を上げて撮影するとブレやすくなるので、自分が許容できる範囲で設定しましょう。

レタッチソフトで明るさを明るくする

もしレタッチソフトを持っているのでしたら、最後にそういったソフトを使って明るさを上げることができます。
最終的に明るさをソフトで調整するつもりで撮影すれば、もとの画像は少し暗めにとってもいいので、上記のF値やISO感度も調整の範囲が広がります。
暗めにとっても補正できれいになるのであれば、ISO感度を上げてキレイに撮ることができて、シャッター速度も上げれるのでブレにくくなります。

少し踏みこんだ話になるんですが、デジカメで撮影したときに作成されるJPEGデータは既に扱いやすいようにかなり画像のサイズを圧縮しています。
ファイルサイズは小さくなるのですが、本来の撮影時に残される情報の多くがそこで欠落してます。
圧縮する前の撮影時の情報を可能な限り残したデータをRAWデータといい、
そのRAWデータで撮影ができるカメラでしたら、RAWデータを使って写真を明るくするとよりきれいに明るくできます。

カメラって簡単で誰でもきれいに撮れます

今回は暗い室内でも被写体のブレなく撮影する方法を説明しましたけれど、
これはそんなに難しいことではなくて、少し知ってるだけで簡単にきれいな写真で取れます。
何も考えずに写真を撮影すると、オート機能では補えない部分もあって、
その場に応じて自分で設定を変えることができれば、いつでもきれいな写真が撮影できます。
こういった設定の仕方を少し知ってるだけで全然違う写真が撮れます。
ぜひ覚えておきましょう。