プロが教える。ホームページ制作ソフトを使って自分でホームページを作る人におすすめする考え方。


ホームページを誰でも作れるホームページ制作ツールはたくさん出ています。
有料のものもあれば無料のものもたくさん。
誰でも簡単にホームページを作れるようにはなりましたが、実際にホームページ制作ソフトやツールを使ったホームページはそうでないホームページと何が違うんでしょうか。
ホームページ制作ソフトやツールではプロが作るような本格的なホームページは作れないんでしょうか。

そもそも素人とプロを比べること自体ナンセンスだというのはわかったうえで、
ホームページのソフトがあれば、自分もホームページ作れるんじゃ。
お金かけないでも自分で集客すればいいよねって思っている人に。
ちょっとその辺を考えてみたいと思います。

誰でも簡単ホームページ制作ソフト

ホームページを誰でも簡単に作れるようなツールやソフトはたくさん出ています。
オンラインツール系とソフト系にわかれますが、有名なのはこのあたりですね。

オンラインツール系
Wix
jimdo

ソフト系
BIND9
ホームページ・ビルダー21

ホームページを作るためにはHTMLというものを勉強しないといけなくて、
レイアウトやデザインにはCSSというものを使います。
これらは、ホームページ上で右クリックして「ページを表示」で見ることができます。
こういうやつです。
ソースコード
制作会社などのプロのコーダー(コードを書く専門家)はこれらを手打ちで行っています。
これを知っていれば誰でもホームページを作れるのですが、
こんな訳の分からないコードを勉強する気にはなれない人はホームページ作成ツールを使います。

ホームページ作成ツールでは、ドラッグアンドドロップで簡単に画像を配置したり、
テキストも画面を見てそのまま変更するなど直感的に変更ができます。
自分でもそうやってホームページが作れるなら制作会社にお願いなんてしないでもいいんじゃないかって思いますよね。


そんな便利なホームページ作成ツールなんですが、プロの制作会社ではもちろん使っていません。
だいたい予想がつくと思いますが、ツールは便利なんですができることが限られている。
プロの料理人がCook Doとか使わないとの同じような感じです。

じゃあホームページ作成ソフトでは本格的なホームページを作れないのかっていう疑問が沸くと思います。
今ホームページ制作ソフトを使っているけれど、本当にこれでいいのだろうかと。

ホームページ作成ソフトでも本格的なホームページが作れるのか

ホームページを作るために必要な要素は大きく4つです。
ホームページ制作に大切な4つの要素
これだけ要素がある中で、ホームページ制作ソフトの役割は「コーディング」の部分だけ。
しかも、このコーディングに関して、ホームページ制作ソフトやツールでは相当力を入れているはずですので、
ソフトだからできないという部分も基本な部分では少ないはずです。

コーディング以外は特別な知識や技術は必要ないので、
コーディングを手打ちしないでソフトに頼ってホームページを作ることでも、一定のレベルのホームページは作れます。
コーディング以外の条件は同じ、プロと素人で大きな差となっているであろうコーディングもソフトを使えばある程度解消されます。
なので、ホームページ制作ソフトでもある程度のホームページは作ることはできます。
もし、かっこいいデザインが提供されたとしたら、時間はかかるかもしれないけれど、必死でブラウザでまったく同じように見えるようにコーディングでレイアウトを組めば、個人の素人でもかっこいいホームページは作れます。

プロのホームページと手作りサイトとの違いは何か?

コーディングがソフトでも同じようにできるということは、そもそもコーディング以前のデザインというアウトプットの部分ですでにプロとは差が出ているということ。
だから、ホームページを作るという部分においてソフトがあるから問題が無かったとしても、イコールいいホームページが作れるというわけではありません。
ホームページを作るときは、設計図があって、その設計図をもとにデザインをして、それを元にコーディングをする。
個人で作っている人はそんなことしてないと思うかもしれないけれど、頭の中でそれをしているはずです。
「かわいい手作り人形を売りたいので、女性っぽいデザインがいいかなぁ、じゃあ色はピンクかなぁ」って。
それが、4つの要素のうちの「設計」であり「デザイン」です。
程度の違いはありますが、個人で作る場合も同じような工程を踏んでいるんです。
プロの場合は、コーディングの前にデザインをPhotoshopなどのソフトで仕上げます。
自分で作るという方もきちんとデザインを1枚仕上げる人もいるかもしれないし、頭の中のイメージで必要なパーツだけ作るっていう人もいる。

そして、そのデザインを作るための設計はどのような背景に基づいて作られているか。
誰に何を売りたいのかというターゲットの設定からはじまって、コンテンツの内容やその魅せ方、WEBテクノロジーに関する前提知識の有無など様々な要素がデザインの前にもあります。
例えばファーストビューの考え方や、ボタンの配置方法、画像の選び方や色の選定など、多くのWEBサイトを作ってきたからこそ分かること、長く勉強してきたから知っていることがたくさんあります。
なので、一番初めの設計の段階から専門家とそうでない人では差が出てきます。

つまり、ホームページを作るというのは、単にコーディングができるできないの話ではなくて、そこに至る設計やデザインにも専門の知識や技術が必要になります。
それは経験が無くてもなんとかなる部分ではありますが、おそらく個人で作り始めた人が思い描いているように、ソフトさえ使えれば気になるあのサイトのようなホームページができるというわけではありません。

ソフトが担当するのはあくまで作業の部分

ホームページ制作ソフトがあればホームページは作れるのですが、ソフトが担当するのはその作業の部分。
作ることが目的であればいいんですが、売れるホームページ、集客できるホームページを考えると作れるだけじゃダメで、それを運営していかないといけないし、そのためにはもうソフトとかじゃなくて知識とか、ノウハウとか、レベルとかそういったものになります。
もし、なんとしても自分ですべて作ってアクセスを集めたいと思えば、ホームページを作る事だけを考えるんじゃなくてもっとSEOとかコンバージョンとか、マーケティングとかの勉強をするといいです。
むしろコーディングは外に投げるぐらいでもいいんじゃないかと思います。

※ここからは補足で書いたつもりでしたが、書いていて気が付けば制作会社寄りの内容になったかもしれません。
 ただ、大切なことを書いているのでぜひ読んでください。

ホームページは作ってからが大切

ホームページ制作というと作ることが仕事のように思われますが、ホームページを作るだけならこういったソフトがあるので誰でもできるのですが、それ以外の部分のサービスの方が実は多いです。
アニメションを駆使したものとか、あっと驚くような仕掛けのあるホームページというのは、ソフトではできないようなそれなりのコーディングの知識がいりますが、一般的なホームページであればホームページ制作ソフトでもできるんじゃないかと思います。
コーディングの部分というのは制作会社からすると特別なものではなくて単なる作業です。
そこには面白さはあまりなくて、設計図をもとにホームページに仕上げていくだけ。
実は予算の割合としてもコーディングっていうのは数千円程度の小さなものです。
※まあ、ものによるけどね

また、ホームページはいくらプロが作ったからってそれだけで集客や売り上げにいきなりつながるわけではなくて、そこからの運用がとても大事で、その運用や将来的なことを考えていろいろと設計することが大切です。
なので、できれば制作する時に、運用も考えてお願いするのがいいです。
制作はA社で、運用は安いB社とかやっちゃうと結果的にうまくいかないでしょう。
A社からすると、「運用のためにはこのようにしておいた方がいい、だけど作って納品するだけだしまいっか」、
B社からすると、「運用にはこうしておくべきだけれど、そのようになっていない。リニューアルを勧めるか」ということになります。
ホームページ周りの情報は日々めまぐるしく変わるので、それを専門家でないお客さんが知っておくことは難しいです。
そんなことをしている暇があれば、本業のことを考えた方がいいですよね。
ホームページを作った後にはその制作会社といい関係を続けて、SEOや運用に関するサポートを受けるということが大切です。

プロはなぜソフトを使わないのか

ホームページ制作ソフトでおそれなりにホームページを作れると言いましたが、プロはもちろん簡単にホームページが作れるソフトは使っていません。
そう書いちゃうとまずいかなぁ、Dreamweaverなどのソフトは使っていますが、用途はファイル管理だったりテキストエディタとしての機能だったり別の目的で、Wordのように直感的にホームページを作るためではありません。

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ソフトを使わない理由は

  • ソフトの仕様に沿うのが面倒くさい
  • 細かい部分の最適化が面倒
  • 工夫がしにくい
  • ソースコードが複雑になる
  • できることが限られている

ソフトの機能を使えば、そのソフトに含まれる機能しかできないし、目まぐるしく変わるWEB業界ではすぐに新しものが出てきますが、それをソフトはすぐには反映してくれません。
ソフトに頼らず、そういった情報を仕入れたらすぐに使える環境で制作をしていく方がいい。
そもそも、ソフトは素人の人にとっては使いやすいかもしれないが、プロにとったら本当に使いにくい。
ソフトには一定のルールがあるので、それに従って作らないといけないし、ある程度まとまって処理されてしまうので細かい部分の調整を改めてしないといけない。
プロの料理人にとって一つずつ調味料を合わせて味を作るのはお手の物ですが、すでにある合わせ調味料から好みの味を作れと言われるとそれはそれで面倒みたいなものです。
ソフトに頼らずにコーディングしていると、ホームページを早く正確に作るための工夫がたくさんできます。
一見難しそうに見えるけれど、プロにとってはソースコードを手書きで書く方が何倍も早くコーディングが進められます。
アニメーションやそれぞれの効果も既存のものを頼らなくてもある程度は自分の好きなように作れます、
また、フリーのスクリプトを使うことももちろん多いですが、それを自分なりにカスタマイズしたりして使うなど、基本的に枠にはまらないのを好みます。
そして、蓄積されたそれらの手順や工夫のノウハウっていうのが、コーディングにおいての各社の強みにつながっています。

制作会社としては基本的なコーディングはもちろん技術として持っていますのでソフトの機能に頼らなくてもいい。
ソフトの機能を超えた部分で勝負しているので、ソフトによる縛りを嫌います。
特にPHPなどが絡んでくると、通常のHTMLコーディングとは違ったものになってくるのでソフトの機能自体役に立たなくなってきます。
最近では一般の人もWordpressなどを自分でインストールして運営する人も増えていますね。
Wordpressなんかのカスタマイズもソフトには頼ってられませんので、自分で環境を作ってやることになります。

ホームページビルダーなどのソフトは、プロのコーディングのレベルの一部と考えるといいでしょう。
なので、確かに見た目はホームページ制作ソフトで作れますが、プロに任せると見た目以上に圧倒的な違いがあります。
ただ、やれることの幅が広がるだけで、集客につながるかというとそれはまた別の話になるのですが。
割り切って考えるとソフトでも一定のレベルのホームページは作れますが、制作の仕事をしているとプロに頼む以上は・・・とそれ以上の要望も多いのが現状で、それに対応するためにもツールに頼らずに知識と技術そのものを蓄えることになります。

まとめ

一応まとめてみると、ホームページ制作ツールは一般の人にとっては強い味方です。
ホームページを作る、コーディングという部分以外は特別な技術もいらないし、真剣にやらなくたってホームページ自体は作れます。
ただ、コーディングに関しては必ず必要になってくるものでこの技術の部分をソフトが解消してくれるのはありがたい、
ここさえ自分でできればホームページは作れるからです。

ただ、制作はこのホームページを作るという部分ではなくて、その前の設計やデザインが重要で、集客や売り上げに関してはSEOや運用の知識が不可欠です。
ソフトがあればホームページはできるけれど、それだけでは集客や売り上げにはなかなかつながらない。
結局はコーディングを含めて、さまざまなしないといけないことをどれだけ自社だけでできるかってことです。
経験値も少ないし、SEOや運営の知識も毎日勉強してるだけの時間はない。
コーディングについても、ある程度まで行くとソフトでは補えない部分が必ず出てきます。
現に、お客さんと制作の設計をしている中で、必ず1つや2つはソフトではできない部分の話が出てきます。

ホームページを作るという目的だけを考えると、自分でホームページ制作ソフトを使ってページを作るのもアリですが、
目的が集客や売上であれば、やはりトータルで運用ができるプロにお願いするのがいいでしょう。
ホームページ周りの技術や知識を常に勉強しておくというのはやはり難しいし、その時間があれば本業のことについて考えた方がいいですよね。
ホームページの制作、運用についてはプロに任せて、方向性や目的はしっかりと持って制作会社と協力してホームページを運営していくのがいいと思います。

はじめは、ホームページ制作ソフトを使って自社のホームページを本格的に作れますよっていう話にもっていきたかったのですが、
気が付けば、結局プロに任せた方がいいっていう結論になっちゃいましたね:汗。

私自身が制作会社の人間だからというわけではなく、なんでも「餅は餅屋」で専門家に任せる部分は大切です。
ただ、まかせっきりにならないように多少の知識を持っておくといいですね。
ホームページ制作会社は、単なるぎじゅつやとしてではなよきアドバイザーとして付き合っていくといいでしょう。

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